呟くように言った。

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NO793
昨日、大きな地震があった。
この頃、全国各地で地震が起きている感じがするのだけど、日本は本当に大丈夫だろうか？

箱根の活発な火山もいつ噴火するか分からないし、大きな地震もいつ起こるか分からないし、とにかく安全って言えない訳だから原発を全部廃炉にしてほしいと、この期に及んで強く思う。

話は変わるけど、一昨日松ちゃんと渋谷で会い色々と話しが出来て良かった。
映画の上映中に対談前の松ちゃんと近くの喫茶店に入り、富岡の状況や彼の仕事の話など盛りだくさんの話を聞けた。


対談前の松ちゃん。
この後、僕らは喫茶店に向かった。

牧場の牛たちはこの頃食通になったようで、震災の年のわらをもらって来て与えると、腹が減ってないときは食べないらしい。


今は生きた草を食べられるから、乾燥わらを牛たちが喜ばないのも分かる。

みなさんから支援して頂いているチモシーを食べ続け、美味い不味いが分かったらしい。
「ただのわらは見向きもしねぇ」と松ちゃん。（笑）

対談の時間が近づき劇場に戻ってすぐに対談が始まった。
対談前にも二人と中村監督の3人で話していたが、松ちゃんはいつも通り臆せず元総理大臣の菅直人さんと堂々と話していたから、何処へ行っても絵になる男だと思った。

この日松ちゃんに「なんで告知しなかったの」と聞いたら「会場に来たのに入れない人がたくさん出たら可哀想だべ」と。


会場にお客様を誘導し満席状態の館内を見つめる松ちゃん。
こういう細かい所に気を配る男でもある。

松ちゃんと名刺交換をした時に菅さんは「同じナオトですが字が少し違いますね」と言ったそうな。

松ちゃんはこの日、誰よりも多く菅直人元総理がぶち当たった大きな難問のあれこれを聞き出した人だった。
立場は違っても同じ原発に翻弄された男同志の話が出来たのだと思う。


さぁ、これからだ。
松ちゃんの楽屋？から出て来た時の写真。

聞きたかったこともたくさん聞くことが出来たのではないかな。
わだかまりが全て消える訳ではないが、松ちゃんにとっていい一日になったと思う。

だから最後に彼が呟くように言った「菅さんも大変だったべ」が印象に残った。