ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

哀れに思えた。

2015-05-23 06:28:17 | 日記
NPO法人がんばる福島 公式ツイッター @GBR_fukushima

松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」 

【楽天市場】がんばる福島のご支援いただきたいリスト

↑クリックで詳細がでてきます。

配送先は 
〒979-0401福島県双葉郡広野町大字上北迫字岩沢29-38
ヤマト運輸 広野センター止め NPO法人 がんばる福島
 までお願いします。

発送は「ヤマト運輸」のみ対応、他社の運送会社からは送ることができません。
皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
なお、ヤマト運輸広野センターの電話番号は公開されておりませんので、ご支援下さる皆様のご連絡先を明記してくださいますようお願いします。


NO791
松ちゃんのお父さんと外で話しをしている時に、山道のわきに筍の皮が落ちていた。


「お父さん筍食べたの?」と聞いたら「おら~食わねぇ~、中にあるもんは絶対に食わねぇ~」と。
それではいったい誰が?と聞いたら、夜に出没するイノブタの仕業と教えてくれた。

お父さんは「これ見てみろ」と僕をその場所を案内してくれた。


こんなに大きく掘り起こされた穴、穴、穴がたくさんあった。

筍も食べるが、竹の根っこも食べるらしく、至る所穴だらけになっていた。


筍の残骸、半分だけ食べたよう。

お父さんの話だがイノブタは今でも相当いるようだ。
毎回、イノブタらしき足跡を牧場でも見ていたが、以前のように昼間は見なくなったので、僕は実態が分からないでいた。

松ちゃんも帰還困難区域の牧場では夕方になると現れると言っていたから、まだまだその数はたくさんいるのだと思う。

オスメス一頭ずついるだけで、一年間に2度出産し一度の出産で10匹くらい子供を産むというから、完全駆除するには気が遠くなるほど時間がかかるだろう。

昨日、かみさんの親友が写メを送ってくれた。
それは自宅付近の黒いフレコンバックの塊と箱罠にかかったイノブタの写真だった。


富岡町から依頼を受けた猟友会が仕掛けた箱罠と思われる。
友人曰く、イノブタは箱罠の中で昼寝をしていたとの事。
大きさはよく分からないが、ふっくらしていて体格のよさそうなイノブタだ。

僕はこれから草が生い茂り、死角が増える時期に入るので、くれぐれもイノブタには気を付けてとメールを送った。

筍を食べるイノブタを想像して、食べるものが他にないのだろうか?と思った。

被災地のイノブタ被害は全国のTVでも放映され、かなり大きく取り上げられたが現地では今も続いている。
町の復興を進める行政もイノブタには困っている。

住宅地を荒らしていたイノブタは減ったが、山に逃げたイノブタは繁殖していると思う。
この原発事故さえなければ彼らもこれほど嫌われなくて済んだのに、駆除されていくイノブタたちが哀れに思えた。

町の除染が進む中で食べるものを求めて、これからイノブタたちは何処へ行くのだろうか?
ふとそんなことを想った僕だった。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

YouTube