ときぶーの時間

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農民の心。

2014-07-18 09:10:40 | 日記
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松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」 

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NO654
松ちゃんの事を時に反社会的人物のように言う人がいる。
確かに人間は避難するように決められた強制避難区域に残り、被災地に残された動物たちを保護してきたことは、ある意味違反しなければ出来なかったことだから仕方がない。


松ちゃんが餌やり作業に向かおうとして準備してる時に「松ちゃん、遊んでよ~、行かないで~」ってまとわりつく愛猫シロ

でも彼が助けた犬や猫の飼い主は、本当に感謝していた。
僕はいつの日だったか?彼の中にある農民の心を見た。


牛たちの大好物配合飼料をポリバケツに入れる松ちゃん

自分の牛や馬などが病気になった時、牛舎などに寝泊まり看病し牛や馬が治った時、我が子の病気が治ったように喜んできた農民が昔の日本にいた。
それだけ動物たちを大切にし、また動物たちに感謝し、同じ苦しみの中、共に生きてきたということ。

今は牛を経済動物とか商業動物としてしか見てない人がたくさんいるけど、昔の牛飼いには心があったと思う。


みなさんからご支援頂いたにんじんがこの日のデザート???

牛飼いだった富岡の半谷じっちゃんは「こいつらのおかげで米の飯食って暮らせてこれたんだ。被曝したのは東電が悪いんだべ!こいつらは何も悪くねぇ~!おらの牛たちを殺処分させてたまるか!」って。


義父の親友半谷のじっちゃん。
以前紹介した時の写真で、仮設住宅で今も元気に暮らしてます。

じっちゃんは、子牛が産めなくなった老牛を廃牛にしないで、命尽きるまで飼養して来たらしいが、これが農民の心だと思う。


裁断機の刃にニンジンを叩きつけニンジンを切った。
これでみなさんから頂いたサツマイモも細かく切ったんだなって納得。

子供産めなくなった老牛は、廃牛としてペットフード用の缶詰めや動物園のライオンなど肉食動物の餌になるのが多いって以前聞いた。
ライオンだって生きているから、文句言わないけど。
それをしなかったじっちゃん。

そのじっちゃんから「直登、おらぁ~もう歳で世話してやれねぇ~、代わりに面倒見てくんねぇか」と託されたのが、農民の心を持った松ちゃんだった。


きれいにカットされたニンジン1ケース分。

じっちゃんの牛を預かって保護する松ちゃんのどこが悪いの?
別に反社会的行動じゃぁないよね?
もっとも殺処分とされている放れ牛に餌付けして保護したのもいるけれど、何でもかんでも被曝したから殺してしまうのは問題あるよ。


この日はヤマもニンジンをもらって行儀よく食べてた。

動物の命も人間の命と同じように扱わなければならない、無益な殺生は良くないというのが彼の信念。
原発事故の悲劇をもろともせず、被災地で動物たちと生きる彼を世界は称賛している。

被曝した動物を殺して臭いものに蓋をするような政治家や官僚は、海外の人たちに何と言われているのか認識していないらしい。
あなた達のおかげで「やっぱり日本人は野蛮人」と言われていることを恥じてもらいたい。

被曝しながら生きる牛たちを殺処分するのではなく被曝検査、遺伝子検査など色々とデータを取るべく生かすべき!、
彼らは放射能の中をさ迷いながら生きてきた正真正銘の原発事故の生き証人。
生れて来た命に無駄なんてない!彼らの命は絶対に無駄な命では無いのだ!

彼らには生きる意味があると改めて強く思う僕だった。










コメント
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