ときぶーの時間

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友人の怒り。

2014-07-15 05:51:10 | 日記
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NO651
昨日、事故を起した第一原発から20km以上離れた南相馬市の米から、基準値越えのセシウムが検出されたニュースが流れた。
このニュースは、復興をめざし頑張っている近隣の市町村にどれだけ不安を感じさせただろうか?

今日は松ちゃんのファンの一人で、猫大好きのかみさんの友人の事を書こう。

彼女の家は富岡町の帰還困難区域と居住制限区域の境にあるのだが、復興する時に行政区単位で分けないと町民がバラバラになり、復興の足かせになると行政区単位で決めてしまったから、帰還困難区域と同じ高線量なのに友人の家は居住制限区域になった。


以前、彼女が一次帰宅した時にイノブタと遭遇したとメールしてくれた写真。
今でも彼女の家の裏側の帰宅困難区域には、「イノブタたちがまだたくさんいるよ」と話してくれた。

ここで大きな問題なのが、一度居住制限区域に決まってしまったから、あくまでも居住制限区域と言う事で環境省は除染して帰そうという事らしい。


今も町を分断してる夜ノ森地区帰還困難区域入口のゲート。

高線量の家を「除染するから帰れ」とういう事だが、僕は除染しても帰還困難区域と同じ高線量では絶対に帰れないと思う。
彼女の家も帰還困難区域にしてあげれば済むことだと思うのだが、国も環境省も行政も何やっているのだろうか?
震災時、友人は初孫(1歳)と一緒に暮らしていたのに、今は一家離散状態で避難している。

友人が憤慨したのが環境省から依頼を受けた大手ゼネコンの手抜きの計測で、正確なモニタリングのデータを出してなかった事に始まる。
5か所モニタリングしなければならないのに、2か所だけをモニタリングしてそれを友人宅に送付した。
他の地点は居住制限区域にあってはならない値だったからだと思う。


今は動物さえも徘徊していない鼓動を失った町に。

友人は何度も何度も環境省に掛け合っているが、約束を反故にされたり催促した書類に不備があったり、たらい回し状態に怒りが頂点に達していた。

「しょせん他人ごとで、人の気持ちが分からない人たちがやっていることの裏返しでしかない」と友人は怒っていたが、僕は聞いてあげる事しか出来なかった。

このような問題は僕が知らなかっただけで、まだまだたくさんあるだろう。
友人はいつまで環境省などとやりあわなければならないのだろうか?

日本全国に建設された原子力発電所は、老朽化し配管はひび割れ、さび、腐食などボロボロの状態だとある原発作業員の談話が掲載された雑誌を読み、どこも一緒だなと思った。

福島県民は東電の嘘を事故後初めて知ったが、これからはもっと特定秘密保護法案の元、悪い情報が出されなくなるだろう。

原発再稼働に向けて意図的に風化させようとしているのか?報道するニュースの数も減った。
被災地の苦しみはこれからも続く。
これからも・・・。























コメント
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