ときぶーの時間

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汚染物が危険物に。

2014-07-10 10:27:57 | 日記
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NO649
昨日、ある友人から2冊の本の紹介を受けた。
友人は福島県の人でないのに、原発問題を深くとらえていて色々と考えさせられた。
そして、福島の放射能汚染物を入れた黒い袋の記事もメールしてくれた。

地元の人が黒いピラミッドと呼ぶあの袋が耐用年数を経過し、袋が破れて放射能汚染物と放射線が飛散しているという記事だった。
痛い所を突かれた感じだった。


船引町から大越町を通り川内村を抜け富岡町に向かう道で撮った写真。
沿道や家の前に並べられた放射能汚染物入れの袋。

実は福島で車を走らせていた時に「ここはひでぇ!袋が破れてるじゃん」って場所に遭遇した経験があり、あの黒いフレコンバックの袋を見慣れてしまっていることで、何か怒りの矛先が全く見えなくなっていたように思った。(反省)

走行中に車を止めて撮らなかったことを今後悔してる。
その袋は破れていて中から葉っぱが見えていた。


こうして大量に集められている基地は今も増え続けている。
福島や郡山とか全域で耐用年数を経過し破れている汚染物の袋は今、危険物になっているのだ。

僕は横浜⇔富岡の往復が多いけど、福島の至る所に破れた放射能汚染物の袋があり、今の福島を憂いている記事はきつかった。

僕が知らないだけで、記事の通り袋が破れ放射線を出している危険なフレコンバックがたくさんある事を改めて知った。
そんな危険な場所で生活している人たちがいることも・・・・
住民の中にはきっと、小学生や中学生のお子さんもいるに違いない・・・


福島では自宅前にこのフレコンバックが並べられている家が本当に多い。

先日、松ちゃんちに環境省から除染を委託された業者が除染の確認に来たそうだ。
彼はその業者に「本当にきれいになるなら喜んでやってもらいてぇ。だけど、絶対にきれいになんかならねぇべ!今の除染なんてゼネコンの金儲け、税金の無駄使いだべ!」と押し問答。

押し問答の最後は究極だった。

「だったら、俺はここで野菜を作る。そしてその野菜を食うから、もし基準値を超えて食べられなかったら、その責任を取れよ。環境省に責任を取ってもらって弁償してもらうから、環境省に一筆書いてもらって来い」と、言ったそうだ。

ここまで言われたら絶対に無理だわな?
すごすごとその業者は帰って行ったと、松ちゃんのお父さんから聞いた。


愛猫シロを抱きかかえ話しかける松ちゃん。
普段は動物を慈しみ柔らかい表情の松ちゃんだが、こと原発・除染の事になると厳しい表情をする時がある。

実は僕のところにも委託を受けた業者から電話が入ったが、自宅の除染を断った。
松ちゃんが言うように、税金の無駄使いだと思っているからだ。


富岡町もあちこちで除染作業光景を見るが、全然進んでいない感じ。

みんなの税金で5兆円も6兆円も除染に充てているが、今、死にゆく被災者にお金を使えと言いたい。
16万人余の賠償に使ったって使えきれない金額だ。

先だってブログアップした飯館村の除染後のあの数値は、いかに除染が無駄なのかを知ることが出来ると思います。


除染により大地ははぎ取られ木々は枝葉をもぎ取られた場所で、6.602μシーベルト。
とてつもなく高い!年間57.8ミリシーベルトになる。
大人でも危ない数値。

政府、自民党は、これでも原発再稼働を唱えている。
愚か者集団と化するのか?自民党!
原発がなくても電気は足りてるぞ!

日本の未来を憂いている方が福島県外にもたくさんいることを知り改めて感謝した一日だった。













コメント
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