ときぶーの時間

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そんなことやったら死んじゃうべ。

2013-05-02 07:35:57 | 日記
NO-348
昨日、五月最初の日なのに、文明の機器!携帯電話を充電器にさしっぱなしで家を出てしまい、不便で不安で全く落ち着かなかった。(泣)

いやぁ、あるべきものが無い。持つべきものを持っていないって不安だねぇ。オヤジの僕でもこうなのだから、若い人や学生さんのケータイに対する感覚がすごく分かる。

松ちゃんちの水道で山からの湧水。

昨日も先輩と電気の話になり、強制避難区域の富岡町で水道も電気もない生活をして来た松村代表の話になった。先輩は「とても考えられないし、凄い苦労があったろう。やった人間じゃなきゃ分からない」とぽつり。

今、電気が来るようになって電子レンジも炊飯器も冷蔵庫も使えるし、見てないがTVも見れるから彼が「夢のようだ」と言うのが、すごく分かる。

何が一番か?と言ったら、ろうそくの灯りから蛍光灯のまばゆい明るさの中で夜の生活が出来る事だろうと思う。溶けた蝋燭の上に蝋燭を立て、その溶けた蝋燭の中に彼の苦難も一緒に溶け込んでいた。

震災の日から電気も水道もない富岡町で暮らして来た事と、放射能に汚染された被災地に留まって生活してきた彼の事を、驚愕して見ている人が多いと思う。

僕も彼がこの苦難の中、動物との約束を守りぬいてきた事を今まで書いてきた。

再会して彼から富岡町に残された動物を助けていると聞いた時、僕は彼にそんなことやったら死んじゃうべ!って言ったのを覚えてる。

放射能をもろともせず「死ぬときは、それが自分の寿命!」と軽く言い放ち、僕は唖然というよりも放射能まみれの町が恐ろしくて止めようとしたが、動物たちとの約束があり止められなかった。

彼の生活は電気が来て少し便利になった以外は全く変わらない。講演や取材などで東京やその他の地に出ていく以外は富岡町にいる。

そして、いつものように軽トラックに餌を積み込み、何か所もある残された猫のいる場所に向かい餌を置きに走り、2つの場所の牧場の牛たちに水と餌を与え、2羽のダチョウやイノブタに餌を与える毎日である。

先週の第二の柵の牛たち。

これからも積み上げていく被災地での生活。そしてこれからも続く彼の闘い。全国のみなさん、動物たちの命を繋ぐ男松村直登の応援を宜しくお願いします。




















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