ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

望郷への思い。

2012-07-02 06:16:30 | 日記
NO-186
昨日、帰ってからNHKのドキュメンタリー番組で明日へー支えあおうー証言記録・東日本大震災・第6回福島県大熊町を見た。

大熊町の友達が出ると聞いて録画予約をして出掛けていたのだ。友達はバッチリ出ていた。それで強制避難区域の農家さんの事がふと頭をよぎった。

農家のみなさんは、自分の田畑がこのまま朽ちて行くのをどんな思いで見ているだろうか?

亡くなった義父はいつも言っていた。「このままでは田んぼがダメになる」って。僕の義父は根っからのお百姓さんで、体を動かすことが大好きな人だった。


いわき市の友人宅の近くの田んぼで6月29日撮影。


義父はこれを夢見ていて最後まで自分の田んぼで米作りをしたがっていた。

原発事故で避難民になってからと言うもの何もすることが無くなり船引町の孫の避難先の団地に身を寄せて暮らしていたが、望郷の思いは人一倍だった。

じっと我慢して暮らす中で僕に言った。「原発さえなけりゃこんな事ねかった。・・・」僕にも重い言葉だった。働くことが大好きで、本当に動き回る人であったから団地暮らしの避難生活は本当に苦しかっただろう。

僕らの町だけではない。強制避難区域の解除がなされていない町村の田畑は荒れ放題のままである。


これが僕らの富岡町の田んぼで、どこへ行ってもこのような状態である。


見渡す限り田園風景だったのどかな町の姿は原発事故で一遍した。

この状態を喜ぶのはいまだに放浪している牛たちだけではないだろうか?避難先で不慮の事故で無くなった義父の思いも僕は出来るだけ伝えたい。

この原発事故で生活のすべてを失った人たちがまだたくさんいる事やそれに耐えきれず自殺していった人がいる事を・・・

つい最近、浪江町と小高町で一時帰宅の際に自分の家で自ら死を選んだ方がいる。彼らの苦しみと絶望を分かって頂きたい。こんな事故を起こした原発を憎む子供たちの事を・・・・・

家があるのに帰れない悔しさ苦しさ。これはなった人でないと分からないでしょう。県内外に避難生活を余儀なくされている人が、本当にたくさんいます。

原発事故は何も解決していません。強制避難区域の町の復興は全然進んでいません。それなのに大飯原発再稼働・・・原発以外に何かないものだろうか?動物の事以外にも、僕はこの現実をこれからも伝えて行きたいと思います。

また強制避難区域で動物たちを助けるために、懸命に働く松村直登という男がいる事を書いていこうと思います。これからもご支援ご協力よろしくお願いいたします。

動物の命を繋ぐための募金にご協力をお願いいたします。
東邦銀行 安積支店 普通口座644994 名義 (がんばる福島)
郵貯現行 記号10270 番号10419771 名義 がんばる福島

東邦銀行 平支店 普通口座2445234 名義 特非(ガッツ福島)
支援物資は牛の餌も〒970-8026 いわき市平字東町20番地の8 遠藤カズオ様方 松村直登で送って下さい。







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