今日のRCCニュースから こんなすぐ上を飛ばれたらほんまに困るわ。
しかも今朝の新聞は夜中3時に100デシベル近い騒音やと・・・
根っこはこれ⬇️ (神戸新聞社説)
沖縄県の米軍北部訓練場で、ヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)の建設工事の警備に当たる大阪府警の機動隊員が、工事に反対する住民らに向けて「このぼけ 土人が」と言い放った。別の府警機動隊員も「黙れ、こら シナ人」との暴言を吐いた。いずれも沖縄県民を見下し侮辱するもので、決して口にしてはならない言葉だ。
沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は「未開の地域住民を侮蔑する意味を含み、言語道断で強い憤りを感じる。こういう言葉は人と人の絆を壊す」と批判し、派遣されている機動隊員を管理する沖縄県警と県公安委員会に抗議した。大阪府警は2人の機動隊員を戒告の懲戒処分にした。
菅義偉官房長官も会見で「許すまじきこと」と認めた。当然だろう。全国から集められた機動隊員が、住民を差別的言動でおとしめるようなことはあってはならない。
2人の機動隊員は沖縄県警の事情聴取に対し、「右翼関係者につられて思わず言ってしまった」などと答えたという。だが「土人」も「シナ人」も日常的に使う機会はなく、つい口にするようなものではないだろう。こうした暴言が飛び出す背景には日頃から県民への差別意識があったのではないか。
ネット上でも沖縄を侮辱する言葉が氾濫している。琉球処分、沖縄戦、米軍基地問題と続く歴史に触れ、県民の心情をくむどころか、基地問題を巡って政府に対抗する沖縄県の姿勢をあざけり、厳しく批判する声が一部にみられる。
ヘリパッドの建設は北部訓練場の一部の日本返還に伴うもので、新型輸送機オスプレイの運用計画が持ち上がったことから住民らの間で反対運動が高まった。工事は参院選の直後に強行され、取材記者が強制排除されるなどの混乱が続く。県道封鎖、住民の通行排除などは異常事態というしかない。こうした現場の深刻な対立が、機動隊員の差別的な暴言を生んだのではないか。
沖縄は「米軍基地を沖縄にばかり押しつけず、国全体で考えてほしい」と訴え、対話を求めている。「誠心誠意、沖縄に寄り添う」と言いながら、強硬姿勢で臨んでいるのは政府の方である。米軍普天間飛行場の辺野古移設計画を含め、基地問題は対話でしか解決できない。早急にテーブルに着くべきだ。