今日は午前中、手話通訳問題研究会の会報の編集をして事務所へ届けた。夕方からカトリック司教館へ…
ウェリーさんのお話を聞く会は彼女の持ってこられたろうそくを灯し、戦争や災害で亡くなった人たちへの黙祷で始まりました。
パックス・クリスティの歴史や組織・活動についてのお話だったのですが、出身国ハイチの貧困について質問には、彼女は次のように話されました。
独立に際して100年間も国家予算の多くをフランスへの支払いを強いられた歴史、ドミニカと比べて山が多く、資源を流し、木を伐り暮らしてきたことによる自然災害、アフリカ系の諸民族が暮らしていること、社会的な格差、政権が変わるたびに0どころかマイナスからやり直すことになってきた政治の仕組み、あるいは自国民のためではなく外国のための経済政策、様々な理由がある。80年代には台湾の援助で年に3回も米がとれるようになり何とか自給自立の暮らしができるようになったがその後の新自由主義の台頭で安いカリフォルニア米が入ってくるようになってしまったこと…。
子供たちが食べられるように、子どもたちが学校へ通えるように活動していきたい。今日広島へ来て65年前にはこの緑はなかった、私たちがドミニカで木を植えることで子どもたちの代には緑豊かな国とすることができる とも述べられていました。 ニカラグアやそのほかの国から来た人たちもよく言うのですが、広島へ来て復興の姿、元気をもらうことができる…ひろしまに住む私たちにはあまり重いが及ばない、いや自分だけかもしれない…と。
彼女は明日から大阪で開かれるカトリック正義と平和協議会の集会に参加されます。
シスター弘田もますますお元気そうでした。