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住まいは人権! 一般社団法人協働舎
暮らしを高めるのは福祉制度の充実。
福祉制度の充実には私たち一人ひとりの声

ハイチ ・ パックスクリスティ

2008-09-12 | 暮らし・社会

今日は午前中、手話通訳問題研究会の会報の編集をして事務所へ届けた。夕方からカトリック司教館へ…

 ウェリーさんのお話を聞く会は彼女の持ってこられたろうそくを灯し、戦争や災害で亡くなった人たちへの黙祷で始まりました。

 パックス・クリスティの歴史や組織・活動についてのお話だったのですが、出身国ハイチの貧困について質問には、彼女は次のように話されました。

 独立に際して100年間も国家予算の多くをフランスへの支払いを強いられた歴史、ドミニカと比べて山が多く、資源を流し、木を伐り暮らしてきたことによる自然災害、アフリカ系の諸民族が暮らしていること、社会的な格差、政権が変わるたびに0どころかマイナスからやり直すことになってきた政治の仕組み、あるいは自国民のためではなく外国のための経済政策、様々な理由がある。80年代には台湾の援助で年に3回も米がとれるようになり何とか自給自立の暮らしができるようになったがその後の新自由主義の台頭で安いカリフォルニア米が入ってくるようになってしまったこと…。

 子供たちが食べられるように、子どもたちが学校へ通えるように活動していきたい。今日広島へ来て65年前にはこの緑はなかった、私たちがドミニカで木を植えることで子どもたちの代には緑豊かな国とすることができる とも述べられていました。 ニカラグアやそのほかの国から来た人たちもよく言うのですが、広島へ来て復興の姿、元気をもらうことができる…ひろしまに住む私たちにはあまり重いが及ばない、いや自分だけかもしれない…と。

 彼女は明日から大阪で開かれるカトリック正義と平和協議会の集会に参加されます。

 シスター弘田もますますお元気そうでした。

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不思議な国・普通の国

2008-09-12 | 暮らし・社会

 9月11日を迎えた。亡くなられたたくさんの人々、そして今もアフガンやイラクで殺され続けている人々…。心からご冥福をお祈りしたい。

  手話を学び、戦時中のろう者の戦争体験を聞き続ける中、真っ暗な中で聞こえないことがどんなに不安だったかを教えていただいた私は、ずいぶん以前に、(アメリカ軍の空襲がイラクで始まったころだったか)夜、アフガンやイラク、パレスチナの聞こえない子供たちはどんなにか不安だろう…と書いたことがある。そしたらずいぶんお叱りを受けた。

  8日付の中国新聞ではパキスタンの記者モハメド・ズベルさんが、

「イラク戦争に賛成する国民はほとんどいないのに、政府は米国を支援し続けている。メディアも政府の意見に沿う記事が多く、役割を果たしていない。」「2001年9月11日の米中枢同時テロまでは、アラブ諸国やパキスタンでの日本のイメージは非常によかった。だが、アフガニスタン戦争で日本がなぜ米国に賛成したのか理解されず、反感をもたれるようになった。『米国の言いなりの自立していない国家』と考えられており、日本政府も言い分をアピールできていない。長い目で見ると、日本経済にとって大きな損失だ。」「強い国に『嫌われたくない』と考え、戦争に協力しているのだとしたら大間違いだ。…唯一の被爆国として戦争に反対し続けてほしい…」と述べている。

  今日、私たちは 国際パックス・クリスティ事務総長のクローデット・ウェリーさんを招く。彼女はどう言ってくれるだろうか?

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