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子育てに 効率? 広島市 保育のコストとは何だろう

2008-09-05 | 福祉

 広島市のHPを開いていたら「保育園のあり方について」市民の意見をまとめ、広島市の回答を寄せているページがあった。

市民の意見 

 保育はサービスではなく、行政としての責務と考える。コスト論を唱え、その責務を投げ出すことはやめていただきたい。

 

広島市の回答

 保育に欠ける児童の保育を行うことは、児童福祉法に定められた市の責務です。そのことは、保育園の運営主体が民間であっても変わりません。 一方で、どのような分野であれ、最小の経費で最大の効果をあげなければならないことは行政の基本です。したがって、保育園の運営についても、コストを度外視することはできません。

 少子化が進む今、子育ては社会的な責務だと思うが、広島市の回答は子育てにも「経済的な効率」が必要だと言っているのだろう?

 前に、公立施設と民間施設の経費の比較がしてあったが、その内容は結局は保育師の給料の差でしかない。

 こういうところもあるとか。宗教施設が経営する●●園は(もちろん法人は分けてある)園長以下、ご家族たちも一台数百万円の外車に乗っておられる。園に勤めている職員は時には、当然別経営の宗教施設の行事や家族の結婚式にまで動員される…のだそうだ。

 保育師は長続きせず、数年で全く入れ替わってしまい、コストが安くて済みます。

 

 それに比べて自分の子どもを育てながらでも仕事を続ける方も多くいる公立の施設では当然平均勤務年数は長くなり給料は上がる つまりコストは高くつく。(最近はパートの職員が増えてきてこうとばかりはいえなくなっているようです)

 でも、経験の長い保育師、浅い保育師。年長の保育師、若い保育師。男の保育師、女の保育師 いろいろいる保育師が必要なのではないでしょうか。

 子育てにコストを考えるのは株式会社の発想でしょうね。それとも広島市のえらいさんはご自分の子どもさんを大きくするのに経済的効率を考えて育てておられるのだろうかと疑問に思ってしまった。

 いと、はずかしや

 

コメント
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