何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

携帯電話

2015年07月18日 13時27分25秒 | Weblog
9日に救急車でこの、公立昭和病院にやって来て、一番活躍しているのは、携帯電話、ガラケーという奴だ。
みんなが、スマホを持ち始めた頃、僕は住むところも無くし、車上生活を送っていた頃で、生活費の為にカードローン数社から借りまくった借金が2百万以上あった。東京のアパート代も払えなくなり、典子さんには次女のゆいの住んでいるマンションに間借りしてもらい。僕はあちらこちらの駐車場に車を停めて車上生活。携帯電話の支払いも遅れてばかり、電話を止められるその日にやっと払えたという事が当たり前だった。

ある日、僕はいいけど典子さんだけでもと、典子さんのスマホデビューするべく、2人でdocomoショップに出掛けた。半端じゃない経済的苦労をさせてしまっている典子さんにちょっと喜んでもらえるかと思って意気揚々と。
ショップ店員から機種の説明をうける典子さんもいつになくウキウキしていた。
カウンターでいよいよ機種変更の手続きをしはじめて、グガーン!!。
いつも支払いが遅れているのでスマホ本体の分割支払いは出来なくて現金のみと言われた。アーァァ。
がっかりしたのは典子さんだったはずだ。

今、毎月の支払いは、年金を貰っているので滞りなくできている。だから退院した後には、あの時恥ずかしい思いをさせたので典子さんに遅くなったけどスマホデビューしてもらおうと思ってる。

僕は、今のガラケーで充分だ。電話が出来て、メールが出来れば、ブログにもこうして書き込めるし問題無い。

ガラケーばんざーい。

点滴という闘い

2015年07月18日 07時05分05秒 | Weblog
夕食の後、しばらくして抗生物質の点滴が始まった。1日3回だった点滴が、4回に増えるそうだ。
悪玉大腸菌との本格的な闘いが始まる。

と、昨夜書いて眠った。脊髄小脳変性症の薬を飲むとすごく眠くなる。小脳が縮むスピードを遅れさせる効果があるかも知れない薬で、その中に睡眠効果の成分も入ってるのかな。
退屈をもて余している僕にとって眠れる事はありがたい。

点滴が1日4回になって、夜中の12時にセットされ、僕は睡魔に落ちた。
朝、5時前に目を覚ました。ぼーっと目を開けたら天井に点滴セットされていた。朝6時からも点滴だと聞いていたような気がして気にしなかった。しばらくして携帯電話を開けて時間を確認したら、まだ5時前だった。
なんか変だなと思って腕の血管に繋がったビニールチューブに血が逆流していた。点滴は大体2時間でおわる。3時間もほっておかれた事になる、命に別状ないが、あまりいい気分では無い。
ナースコールして点滴セットを片付けてもらった。点滴の為の針は腕に刺さったまま。点滴セットを片付けた後、針で血が固まると次の点滴が出来ないので、固まらない液を注入するのたが、3時間もほったかされてしっかり血が固まってしまった。
そしてすぐ、6時からの点滴、又あらたな場所にちょっとだけだが、痛い思いをして針を刺された。
失敗は許されるものじゃ無いかも知れないけど、看護師さんも少ない人数で夜中中頑張ってるから、ま~いいか。

と、悪玉大腸菌と闘うのです。