何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

一日

2022年04月30日 06時36分21秒 | Weblog
何気ない繰り返しで一日が過ぎてゆく。
退屈だという人が多い。
僕のように治療法の無い進行性の病気の人にとっては、当たり前の事が当たり前に出来る事が退屈なんかじゃなくて只うらやましい。

同年代の人が、歩いてるのを、テレビで見ているだけでも、うらやましく思ってしまう。
過去に歩けたかもしれないけど、今は歩けないぼくの生き方をもっと考えなきゃ。




  一日

お茶を飲んでる
気が付いたら
沢庵かじって
お茶を飲んでる

猫が通り過ぎた
いつものように
沢庵かじって
お茶を飲んでる

ガラス戸が開いて
人がやってきた
沢庵かじって
お茶を飲んでる

夕暮れ過ぎて
眠りに落ちるまで
沢庵かじって
お茶を飲んでる

偉大な平凡

2022年04月29日 06時29分44秒 | Weblog
今日からゴールデンウイークが始まるんだな。
車椅子生活で歩いて外に出られない僕にとっては関係がないけど。
日本全国および世界中が、ほんとの意味で休日になればいいけど、なかなか難しいか?。

平和平和と叫びながら。
戦争がなければ、高額な武器は売れない。
武器が売れないと、経済がまわらない。
経済がだめになってクーラーが使えなくなると、体温調節できない僕は死んでしまう。
エネルギーをなるべく使わない暮らしが世の中をよくすると思っている。
この世は矛盾だらけだね、僕の考えも含めて。
戦争は起きているんじゃなくて、起しているんじゃないかな。
僕の考えが間違ってるのかな。



  偉大な平凡

特別な事じゃない いつもの道を
いつもの様に 歩き続けるだけの事
春夏秋冬 季節は巡る
立ち止る事のない この国で

同じ道を 同じ時間に 歩かなきゃ
分らない事も あるだろう
春夏秋冬 季節は巡る
小さな変化を見逃すな
春夏秋冬 季節は巡る
変わり続ける この国で

温もりに包まれて

2022年04月27日 07時13分06秒 | Weblog
すいません、ネットで確認する設定がまだ出来てませんが、入金されたとメールが届くので、振り込みカンパありがとう。

実は歯が痛くて典子さんに流動食を作ってもらって口に入れてる。
随分前、歩行器で散歩に出れていた頃
、歯医者に通って入れ歯を作った。
けど違和感を感じていまだつけてない。
それがげんいんではないだろうけど。
日曜日から歯が痛み出した。
ラッキーな事に訪問医療で月に二回来てもらってる平野クリニックさんには歯医者さんもいる。
典子さんが平野クリニックに電話してくれた時は、込んでいて5月になると言う事だったが、電話した月曜日に来てくれて前歯を2本ぬいてもらった。
その痛みが、まだ残ってるのかな?。

残った思い出が消えてゆく。
死んでしまえば消えてしまう。
生きていても消えてゆく。
歳をとるたび消えてゆく。
何も残せないのなら。
今日を面白おかしく楽しもう。
面白おかしく生きるために、もっともっと苦しもう。


温もりに包まれて
  

男と女のすれ違い
騙しだまされ奪い合う
傷つけあうほど愛し合い
いたわる様にいだき合う
 温もりに包まれて
 寒い身体を温める

男と女のすれ違い
騙しだまされ奪い合う
気を引く女のいじらしさ
三味線男の甘い声
 温もりに包まれて
 冷えた身体を温める

約束

2022年04月27日 07時13分06秒 | Weblog
いつも誰かを思って生きているつもりだ。
だけど、自分自身や自分に近い人の幸せを先に考えてしまう。
右に左に意見がころころ変わる、駄目な奴だなー、僕は。
もっと、自分に正直に生きなきゃ。
難しいな。




  約束

破る為にあるんじゃない
守る為にあるんじゃない
小指と小指からませて
確かめる為
確かめる為
君と僕の約束を

隠すためにあるんじゃない
失くす為にあるんじゃない
小指と小指からませて
確かめる為
確かめる為
君と僕の約束を

偶然の奇跡

2022年04月26日 05時32分20秒 | Weblog
この世に生きている僕達は、何百億もの命の犠牲のうえに成り立っている。
だから、ええかげんに大切に生きようと思う。
難病になったことは辛いけど、生き方に気づかせてもらったのは大きな財産だ。




  偶然の奇跡

うまれて来たのは 偶然の奇跡
だけど生きているのは 君の力
代れない 誰も
君だけの 道さ

泥にまみれた ぬかるみの中
だけど生きているのは 君の力
耐える事を 与えられた
君だけの 道さ

這い上がれるさ 最後まで諦めるな
今を生きているのは 君の力
選んだのは 君さ
君だけの 道さ

運命

2022年04月25日 02時31分23秒 | Weblog
唄は現実じゃなく、夢物語かな。
僕の理想だし、想像の世界だよね。
理想の世界は限りなく無限に広がってゆく。
新しいことを知ると、今まで知らなかった疑問が湧いてくる。
疑問を克服すると又次の疑問が湧いてくる。
だから延々とミックスダウンは続くのだ。




  運命

何処までも 何処までも
道は 続く
君となら 君となら
歩いて ゆける

何処までも 何処までも
恋は 続く
君だけを 君だけを
愛し 続ける

何処までも 何処までも
道は 続く
君となら 君となら
歩いて ゆける

生きてさえいれば

2022年04月24日 06時03分48秒 | Weblog
昨日、大阪から東京にやってきたのは40年近く前だと書いたが、よく考えたら50年近くたっていた。
もうすぐ70歳、頭もぼけだしたかなー。

昔、関西の有名芸能人が言っていた気がする、「生きてたらまるもうけ」と。
僕も大賛成だ。
許せ無い事、つらい事、乗り越えなきゃならない事、いっぱいあるのは、君に目標があるからだ。
障害があればあるほど、目標が高いって事だ。
素晴らしい生き方だ。




  生きてさえいれば

生きてさえいれば 生きてさえいれば
生きてさえいれば 笑える時もある
生きてゆくならば 生きてゆくならば
生きてゆくならば 泣きたくなる時もある
 仕方ないよね 仕方ないよね
 生きているんだから

生きてさえいれば 生きてさえいれば
生きてさえいれば 拾う事もある
生きてゆくならば 生きてゆくならば
生きてゆくならば 耐え続ける時もある
 仕方ないよね 仕方ないよね
 生きているんだから

スクランブル交差点

2022年04月23日 05時20分19秒 | Weblog
40年近く前、逃げるように大阪から東京にギター一本もってやってきた。
思えば、ずっと一人だったような気がする。
人の多い都会は、逆に人との関わりを失くす冷たい街だ。
みんな淋しさを背負いながら生きている。

ここ東京が僕の逃げ場所だったのかな。
そして今も住み続けている。



  スクランブル交差点

信号が変わって沢山の人がすれ違う
ここは渋谷駅前スクランブル交差点
あこがれの街はイミテーション
バーチャルな夢を育ててゆく

降り出した雨に 傘の花
ここは渋谷駅前スクランブル交差点
入り乱れているのに誰もぶつからない
避けることに慣れた独りぼっちの街

信号機に支配されて人が立ち止っている
ここは渋谷駅前スクランブル交差点
関わりを持ちたくない 淋しがり屋が
なぜか温もり求めて街に出る

禁断の恋

2022年04月22日 05時34分55秒 | Weblog
恋にもイレギュラーがあるよね。
激しいイレギュラーほど燃え上がるものなのかも知れない。
「自転車の旅」や「歩き旅」、「千日連続ライブ」の時もそんな場面があった。
何も無かったが、それが良かったかどうかは分からない。
記憶に残っていると言う事は、後悔している部分もあるのだろう。



  禁断の恋

愛したくて 愛されたくて
許されない 愛を抱きしめて
締め付けられ 胸がいたい
つのる思い 一人満たす夜

好きだから 深く恋をして
叶わないから ずっと切なくて
締め付けられ 胸がいたい
つのる思い 一人満たす夜

命一つ

2022年04月21日 05時19分20秒 | Weblog
命は一つだけだよね。
人生も一回こっきり。
みんな何かを残そうとするけど、死んでしまえばみんな消えてしまうんだよね。
今を生きよう、今を精一杯生きよう。
出来るだけ楽しんでね。

楽しむと言う事は、もっと音楽に苦しむと言う事かな。
それがこの世に産まれた、僕の仕事かもしれない。

ミックスダウンでの発見が又あった。
リバーブじゃなくてディレイをもっと多くそしてうまく使うべきだった。
リバーブはディレイの集合体、だからリバーブを使うと音がぼやけてしまう。
シンプルイズベストは正しい。
もうこれ以上のシンプルさはないと思っていたが、音の世界もまだまだ奥が深い。




  命一つ

掛け替えのない 命一つ
気付けずに 過ぎてゆく
落ち葉を踏んだり
花が咲いたり
掛け替えの無い 命一つ
いつか消えて行くんだね

今しかない 命一つ
そこでしか 咲けず
花を咲かせ 影を増やし
虫達を 休ませる
今しかない 命一つ
いつか消えて行くんだね

今しかない 命一つ
そこでしか 咲けず
やがて花も落ち 土に返る
誰にも 褒めてもらえず
今しかない 命一つ
いつか忘れ去られて行くんだね