何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

492日目 コミュニティーセンター建設予定地

2005年07月31日 10時42分27秒 | Weblog
7月30日

 昨日一昨日と10時間以上眠ったので、今日は9時半には目がさめた。すぐ後に起きてきたなべちゃんがパンとトマトを用意してくれた。朝食を頂いて、昼過ぎまでくつろいだ。

 今日のライブは、コミュニティーセンターを建設する敷地での野外ライブ。疑聞村のメンバーが企画してくれている。数日前の天気予報では雨だと言っていたのだが、予報は外れ晴天。北海道の人には暑い一日になった。

 昼過ぎからなべちゃんは準備を始めた。僕は日記を書きながらすごした。3時過ぎにみよちゃんの作ってくれたご飯を頂いて会場つくりの終わった建設予定地に出かけようとしたら、電話が掛かってきた。昔、札幌でライブハウスをやっていた高橋君からだった。インターネットで僕のことを見て、電話してきてくれたという。今は埼玉県に住んでいるというので、8月4日にライブを作ってくれないかとお願いした。何とかしたいと言ってくれ、その後友人に連絡をとって、東京でのライブを作ってくれる事になった。これで何とか500日までのライブは繋がった。

 3時半に、コミュニティーセンター建設・地鎮祭ライブの会場へ。涼しい北海道になれてきた僕も、音響機材をセットしている間に汗が出てきた。4時開始の予定だったが、お客さんの集まりが悪く。30分遅れでライブ開始。金谷さんの挨拶で始まり、神主代行ののりとが終わってライブ開始だ。今日も音響担当はなべちゃん。お客さんは多くは無かったが、夕暮れ時のライブは、暑さも薄らいできて心地よい風の吹く中、リラックスしながら楽しめた。あっという間に1時間半が過ぎ、ライブ終了後みんなでいっせいに片付け、なべちゃんの家に集まってバーベキュー大会。美味しい肉と魚介類が鉄板と網焼きの上でいい香りを出していたが、歯の悪い僕はあまり食べられなかった。ん~ん残念。
 夜もふけたところで、みんなで花火を楽しんで、なべちゃんの家に上がりこんで宴会というところだったが、もう御酒は誰も飲んでいなかった。僕は無性に眠くなって、10時過ぎに、皆さんにお休みを言って2階に上がって先に休ませてもらった。

491日目 古壷

2005年07月31日 10時38分19秒 | Weblog
7月28日

 今日もお昼近くまで眠った。二日続けて10時間以上の睡眠。寝すぎたのか、身体がボーっとしている。なべちゃんの家は、僕にとって休息の館だ。

 トーストと珈琲、それに、近くの人から頂いたという完熟の真っ赤なトマトで朝食兼昼食。今日も夕方のライブまで休息の日。

 ニセコ町の古壷(こちゅう)という名のラーメン屋さんが今日のライブ会場。前回のラムズで聞いてもらったオーナーのマックが(彼の犬の名もマック)企画してくれた。5時半から6時半まで営業したいという事で、5時にお店に到着。音響機材をセットした頃、開店時間になった。僕となべちゃんが一番客になった。なべちゃんお勧めの海洋深層水で作った塩ラーメンを注文した。昔の中華そばの味を感じた。スープはあっさりしていて素朴で美味かった。チャーシューも濃い目の味でスープとあっていた。シナチクも、しっかり醤油で煮込まれていて塩ラーメンにとっても良くあっていた。ご馳走様でした。

 雨が強く降り出していた。6時半過ぎ、もう一度声を出してみる。今日の音響担当は、2日間金ちゃんの後ろからミキシング技術を会得しようとして見つづけていたなべちゃん。難しいと言いながらも、真剣に操作してくれている。今夜も、音響の事は心配なしだ。

 7時になった。お客さんは一人もこない。雨だけでなく雷も鳴り出した。条件は悪い。7時半になっても誰もこない。7時前にやってきたごろうちゃんはどうしたのかやってこない。みよちゃんが着てくれていたので、1時間遅れの8時にライブ開始。すると、蘭越の疑聞村のメンバーがやっとたどり着いてくれた。終了まじかにも、酒屋をやっているという人たちがやってきてくれて、何とか形になった。1時間半のライブだったが、その前に何度も唄っていたので、結構疲れてしまった。

 マックが作ってくれたタコスで打ち上げ。これ又美味しかった。ラーメン屋じゃなくて多国籍料理店にしたら!、なんて話が出るほど。今夜も遅くまで語って、12時過ぎ、なべちゃんの運転で渡辺家へ戻った。

490日目 ラムズ

2005年07月31日 10時30分04秒 | Weblog
7月28日

 お昼ちかくに起きだした。たっぷり10時間は眠っただろうか。でもまだ身体はだるかった。

 日増しに声の調子が悪くなっている。朝起きて、あー…っと発声してみたが、声帯が割れてでもいるように声が途切れ途切れになっている。困ったものだが、処理の仕方は分からないので、この調子のまま騙し騙し歌うしかない。

 みよちゃんの作ってくれていた、ズッキーニのカレーライスとなべちゃんの珈琲とトーストで朝昼兼用の食事をして、グダグダと夜まで身体を休めさせてもらった。

 夕方、僕の車をなべちゃんに運転してもらって、ニセコ町のラムズへ。亀田さんが待ち構えてくれていた。音響機材を運び込んでセッティング、リハーサルで声の調子を整えているところに、パン屋の金ちゃんがヘッドホーンを持ってやってきてくれた。今日も音響はバッチリだ。声の調子はいまいちだが、背筋を伸ばして懸命の発声。今夜も30分ほど過ぎた頃から、調子が戻ってきた。ラムズの大きな窓からは、羊蹄山が絵のように見えていた。そんなイメージを大切にしながら、20人弱集まってくれたお客さん達に唄った。

 気分は羊蹄山。いい夜だった。車の運転で飲めないなべちゃんがいるにもかかわらず、ついつい調子に乗って今夜も飲んでしまっている。12時頃、ラムズを出てなべちゃんの家に、戻ってからも、又飲みなおしてなべちゃん夫婦を遅くまでつき合わせてしまった。

489日目 疑聞村

2005年07月30日 11時26分44秒 | Weblog
7月27日

 寝不足が2日も続いた。

 ホテルを10時に出て、蘭越に向かう。台風が迫っているというが、峠辺りでは少し雨脚が強くなった程度で、心配したほどの事は無かった。蘭越には1時過ぎには着いてしまったので、昆布温泉でゆっくり湯に浸かって時間をつぶした。3時過ぎになべちゃんに電話したら、さっき昆布温泉の辺りを通過したという事で、家で待ってくれているという。早速なべちゃんの家へ。

 3時半過ぎに到着すると、高校生になったみゆきちゃんとなべちゃんが迎えてくれた。いつもの美味しい珈琲を入れてくれた。なべちゃんの入れた珈琲は、いくら飲んでもお腹が痛くならないのだ。

 ライブ前に、軽く何か食べたいという僕の要求に、なべちゃん自慢のそばを打ってご馳走してくれた。水の分量が多かったと反省しきりのなべちゃんだったが、うちたてのそばはめっちゃんこ美味しかった。前回来たとき食べたそばより格段に美味しくなっていた。札幌で寝不足が続いたので、少し眠かったが、そばパワーで、今夜のライブも盛り上がるぞー。

 時間前に、ごろう君がやってきた。彼の車で荷物を運んでもらい、みんなの溜まり場・疑聞村に歩いて出かけた。倶知安で自然酵母で焼き上げるパン屋さんをしている金ちゃんが来ていた。今日は彼が、PAのオペレートをしてくれる。音響の心配無しでできるライブはありがたい。

 時間になったが、今日はそれぞれに用事があって人の集まりは悪いという事だった。10人に満たない人数だったが、僕には充分な数。音響の心地よさも有って、とっても充実したライブになった。
 しかし、ここの所、声の調子が良くない。だいぶかすれてきているのだ。疲れというより、歳のせいなのだろうか。唄い始めて30分もするとなんとか出てくるのだが、その30分間をうまくつなぐのが至難の業だ。どうせかれる声なら、渋く枯れて欲しいものだ。

 ライブ終了後、それぞれに持ち寄った料理で打ち上げ。眠かったが、美味しい御酒を頂いた。なべちゃんの家に戻ってからも少し飲んで1時過ぎに眠った。

488日目 ローグ

2005年07月30日 10時26分02秒 | Weblog
7月26日

 朝6時半に館内放送があって目覚めてしまった。そのまま、銭湯を出て、南小樽駅まで歩き、JR、地下鉄を乗り継いで札幌のホテルに朝帰りした。

 さすがに眠い、今日も、入らないでくださいの札をドアにかけて、ごろごろと過ごした。

 夕方、ホテルを出て晩御飯を食べて、すすきのにあるローグに出かけた。小雨模様、どうやら台風がやってきているようだ、明日は大雨になるかもしれない。

 何処のライブハウスも、いつもお客さんが少ない。今夜のローグも覚悟して出かけた。7時過ぎにローグ入って、しばらくしたら、長万部から児玉君夫婦がやってきてくれた、そう、この間長万部のライブを聞けなかった彼が、来ると約束してくれていたのだ。その後、滋賀県の福辻さんから言われてきたという女性、そして、琴似のライブハウス・ブルームーンでは必ず来てくれる新谷さんが女性達4人とやってきてくれた。今回、ブルームーンに何度も電話したのだが繋がらず、ひょっとして店を閉めたのかと思っていたのだが、そうではなかったらしい。次回は必ず連絡して出かけるようにしたい。

 その他にも、お店のなじみ客が4人ほど来てくれて、雰囲気は出来上がった。8時始まりのライブだったが、なじみ客が8時半頃来るというので、その時間から始めたいと長津さんが言うのでそうしようと思ったのだが、長万部の児玉君や新谷さんたちに退屈させては申し訳ないと思い。今夜は長津さんがオープニングアクトを勤める事になっているのだが、その前の前座ですといって、僕が8時半まで唄った。そして、長津さんが唄い、僕の出番。8時からのライブが終わったのは10時を過ぎていた。今日のお客さんは大もうけだ。

 新谷さんも児玉君もライブ終了後帰っていった。店の常連客と飲んだ。今月で、このすすきののローグは店を閉めてしまう。今度は北大のほうに移転するという。すすきの最後のローグ、すっかり酔ってしまうまで長津さんと後からやって来たなおちゃんという女性と飲んだ。雨の中、タクシーでホテルに帰った。3時近かった。

487日目 一匹長屋

2005年07月30日 10時06分08秒 | Weblog
7月25日

 今日は小樽まで地下鉄とJRを乗り継いで出かける。

 ホテルでは、インターネットで予約したお客に限り、珈琲チケットが毎日一枚もらえる。それに300円をプラスするとモーニングセットが食べられる。ここ二日そのサービスを受けなかったのだが、今日は早起きしてモーニングを食べた。噛むと歯が痛くて食べにくかったが、無理やり飲み込んで完食。夕方まで、昼寝などしながら過ごして小樽に出かけた。
 地下鉄の琴似駅で降り、10分ほど歩いてJRの駅へ、海の景色を堪能しながら小樽駅に着いたら、雨がしょぼしょぼ降っていた。駅から10分ほど歩いて一匹長屋へ。飲み客が一人いたがこれはお客ではない。10年ぶりぐらいだという白井夫婦がやってきてくれた。たった二人のお客さん、時間が来てライブが始まったら、いつもの島田君がやってきてくれた。そして、今日は来れないかもといっていた栗原さんもやってきてくれた。合計4人のお客さん。下村さんのPAは壷を得ていて、なかなか心地よいのだ。ライブ終了後島田君と栗原さんは帰っていった。

 白井夫婦と語っているうちに時を忘れ、気がついたらもう終電は無くなっていた。白井さん夫婦が、24時間やっている銭湯にタクシーで連れて行ってくれた。入館料と滞在料で2000円。ちょっとした出費になってしまったが仕方が無い。大広間には、たくさんの人たちが眠っていた。子供連れの家族や、旅行者風の若者、それにサラリーマン。それぞれの理由があって泊まっているのだろう。雑魚寝が嫌な人には大変だろうが、何処でも眠れる僕にとって、お安い宿だ。これからはここに泊まるという手もあるかなと思った。

486日目 札幌市ありがとう

2005年07月26日 00時47分44秒 | Weblog
7月24日

 ナベちゃんからメールが来ていて、札幌駅の近くで講演会があるからよかったらと誘われていた。ご飯も食べに出なければいけなかったので、地下鉄で出かけたのだが、会場の名前を思い出せず人に聞くことも出来ないまま駅周辺を捜し歩いているうちに、講演時間を過ぎてしまった。会場にはたどり着けたのだが、途中入場するのも失礼だと思い、遠慮した。

 昼食を食べてホテルに戻り、休憩。

 夕方、地下鉄の白石駅近くにある「ありがとう」に出かけた。西11丁目駅からは乗り換え無しで東西線で行ける。7時過ぎに到着したが、駅からどの方向に歩けばいいのか分からない。もう何度も来ているのに、高嶋けんちゃんに電話して迎えに来てもらった。

 ライブは8時から、後からやってきてくれた人達もいて10人と少し。今回は新曲もたくさん持ってきたので自信のライブだった。お客さん達も大いに感動してくれたようだった。ライブ終了後、地下鉄で帰るつもりだったが、けんちゃんがタクシー代をだすからゆっくりしていってくださいと言ってくれ、言葉に甘えて、1時過ぎまでみんなと飲んで語り合った。今年の年末のライブそして年明けのライブも引き受けるといってくれたけんちゃんに、感謝して、タクシーでホテルに戻った。

485日目 札幌市ビストロビーポ

2005年07月26日 00時43分50秒 | Weblog
7月23日

 写真を撮るのを忘れてしまった。

 シャマンの里で、お昼頃までゆっくりさせてもらって、札幌に出発した。今日から4日間、札幌のホテルで連泊する事にしている。インターネットで調べた無料駐車場も有って、一日3600円。トイレと風呂は共同だが、南3条西12丁目にあって何処に出かけるのも便利な場所だ。探せばあるものなんだなー。

 ホテルに5時に入って、一休みして、ビストロビートに出かけた。この4日間は、すべて地下鉄や電車を利用して移動するつもりだ。地下鉄を乗り継いで、ビストロビートについたのは7時過ぎ。狩野君の作る美味しい料理を頼んで、腹ごしらへ。今日はオムライスを頼んだ、ん~ん、美味しい。

 狩野君は今日は唄いに出かけていたので、集客できないかもしれないといっていた。それでも、何とかつないで欲しいという僕の要求に答えてくれてのライブだ。お客さんは一人。狩野君も厨房ではなくて客席に座って聞いてくれた。

 二人きりの聴衆の前で、気持ちをぎゅっと引き締めて、普段と変わらないライブを目指した。話し掛ける相手が、目の前の女性だけ、かなり厳しい状況だったけど、彼女が常に笑顔で相対してくれたので、緊張感は溶けとっても素敵な時間が作れたような気がする。ライブ終了後、最近めったに飲まないバーボンをロックで一杯頂いてから駅まで送ってもらって、ホテルに戻った。

484日目 長万部グラス

2005年07月26日 00時37分21秒 | Weblog
7月22日

 長万部には夕方到着。まずはシャマンの里へ。山内さんと今日のライブ開場グラスへ出かけ、音響機材をセットした。いったん、シャマンの里に戻り、夕食を頂いて、開演時間まで控え室代わりのシャマンの里で過ごした。開演直前に僕を迎えに来てくれたのは白鳥さん。彼の車に乗ってグラスへ。

 いつものメンバーが集っていた。長万部では、もう数え切れない回数ライブをしているので、昨日のライブでしゃべりすぎた反省点は、克服するのどうのという問題でなく、ただひたすら唄うのみ。歌っている途中からもお客さんは入ってきて、20名弱の参加だった。汗をいっぱいかいたライブに、僕自身も充実感を感じた。

 ライブ終了後、中兼さん夫婦と山内さんと駅近くの店で打ち上げ、夢倶楽部のメンバーも数人やってきて深夜まで飲んで交流を深めた。

483日目 落部中学校

2005年07月26日 00時32分43秒 | Weblog
7月21日

久しぶりの中学校講演、力が入った。函館から加藤コッチがやってきてくれた。コッチは、つい数日前まで入院していた。腎臓を患って、透析をし続けなければならない状態なのに、函館からバスに乗ってやってきてくれた。
校長室に通され、佐藤さんコッチと3人で昼食を頂いて、ライブ開始だ。持ち時間は1時間だ。いつものようにガッツの有る歌を続けていくつもりだったのだが、途中から、夢を持って生きてもらいたいという思いを伝えたくて、話しこんでしまうという悪い癖が出てしまった。僕自身は、そんなに長く話したという思いは無かったのだが、ライブ終了後、コッチにその事を指摘された。

 新曲がたくさん出来てからのライブが順調に進んでいたので、調子に乗ってしまっていた。中学生達のライブの今日、その落とし穴にはまってしまった。申し訳ない思いだ。

 反省させられたライブ。又明日から、初心に戻らねば。