ラジヘリ空撮

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GT15HZをテストする・・・パート3

2013-10-03 00:00:01 | ガソリンヘリ
今回からは、GT15HZを機体に搭載する時の注意点を機体毎に説明したいと思う。

勿論これから記す事柄は、弊社が実際にGT15HZを搭載した時に感じた事なので、
もっと良い方法や手法が有るかも知れないので予めお断りしておきたい。

JR製エアースキッパー90にGT15HZを搭載する場合には、
先ず、クーリングファンケーシングを1ヶ所だけ削る必要がある。

クーリングファンケーシングにキャブレターが干渉してしまう為、
その部分を現物合わせで予め削っておく。

機体側に加工を施さなければならない個所はそれだけで、後は至って簡単に
エンジンを換装する事が可能だ。

ガソリンエンジンでは、グローエンジンと比較して発熱量が大きいので、
クーリングファンの容量なども気に掛るが、エアースキッパー90の場合は、
純正で全く問題ないだろう。


減速比に於いてもほぼ適正だと思われるので、中級者が扱っても戸惑う事は少なそうだ。

エンジンの始動は簡単で、まさかと思ったが60クラスのスターターでも簡単に始動する。


但し、エンジンが簡単に始動するのとは裏腹に、このGT15HZ・・・中速までの燃調が
薄い傾向が有る様で、実際にはかなり濃い状態にも拘わらず、アイドルからの吹け上がりが
少し薄いのでは?と言う感じで超スムーズに吹け上がってしまうのだが・・・ホバーリング付近で
急激に燃調が濃くなってしまう。

勿論・・・調整が進むにつれ、この様な状況は影を潜めて行くので心配ない。


因ってこの状況から、初心者~中級者・・・もしかしたら上級者でも、
キャブ調整で戸惑ってしまう事もあるかもしれない。

たとえグローでそれなりのスキルを有した上級者でも、実際にガソリンエンジンのキャブ調整を
行なった事がある人は少ないと思われるので、そう言った意味では、殆どの方が初心者と言っても
過言ではないだろうと思われる。

従ってエンジンの取り扱いや、燃料の混合比には特に注意を払い、説明書を熟読してから
事に当たって頂きたいと思う。


エンジンが上手に調整出来た機体は、実に気持ち良くフライトするし、燃費の良さは
グローエンジンとは異次元のもの・・・500ccで1時間近くフライトしてしまう。

それから、受信機のバッテリーは、容量の大きなモノを選んだ方が良いだろう。
燃料タンクが空になるまで連続してフライトさせたい場合には、ニッカドの6000mAh程度では
心許ないので注意する必要があるだろう。



パワーもそこそこあるので、リポ等の容量に余裕があるバッテリーを使用すれば、
スタント練習にも打って付けだと思うが・・・但し、長時間のフライトで集中力を切らして
墜落などさせない様、注意して練習に励んで頂きたい。


次回はT-REX700に、GT15HZを搭載する時の注意点をお伝えしようと思う。




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