ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

EE東北’17UAV競技会リザルト

2017-06-11 17:38:50 | 産業用マルチコプター
EE東北’17UAV競技会の結果報告を致します。

昨年・一昨年と、私が総合部門でP&Kチームのオペレーターを努めさせて頂いておりましたが、
昨年は当初の目的である総合(三冠)優勝を成し遂げたので、今年は総合部門へのエントリーを
遠慮する事になった為、今年は、弊社の新人オペレーター育成プログラムの一環として、
初めて東北’17UAV競技会の一般部門へ新人のY君が参加致しました。

実はこのY君、入社して約半年ほどなのですが・・・操縦訓練開始当初は正直、操縦センスは???
の様にも見えました。
 しかし、丁度EE東北’17UAV競技会が開催される一ケ月前の五月上旬になって、
何かキッカケを掴んだのか?アレヨアレヨとその技量が上達しました。

まあ・・・このことは技能講習をしていても良くある事ですが、兎に角5月前の状況からは、
6月上旬のUAV競技会に間に合わないのではないか?と、少し心配していたのでした。

しかしその後、日々の業務が何かと忙しく、Y君の練習時間も然程とってあげられない日々が続きました。

その上、競技会のレギュレーションも良く把握しない中での練習とあって、EE東北’17UAV競技会
対策は全く考慮されていなかったのでした。

そんな訳で・・・実質私がY君の練習に付き合ったのは、なんと本番3日目の6月5日の夕方の事で、
それも時間の関係で、出張先である千葉県は成田市の業務先をお借りしての練習でした。

たった2時間程度の練習ではありましたが、山中で効率よく飛行訓練が行えました。

そんなこんなで迎えた6月7日の公式練習・・・ヤハリ初めての事で要領を得ないのか?
課題を全て終了できずにタイムオーバーとなってしまいました。


この公式練習・・・ワンチャンスで、持ち時間がたった8分のしかないのです。
流石にこの状態では、本番など・・・とてもおぼつかない状況でした。

そこで、ホテルに帰って2人だけで作戦会議を開きました。
そう・・・我がチームは、たった2人だけで参戦していたのです。

そんな訳で・・・競技中の写真はおろか、ブログに載せられる写真も一枚もない、
情けない状態となってしまいました。

その競技結果はと言うと・・・残念ながら玉砕。

とは言っても・・・別に墜落した訳ではありませんし、むしろ非常に良く飛んでいました。

私が見た限り、結構善戦したと思っていたのですが・・・しかし、結果から言うと、
少し慎重になり過ぎたと言う事でしょうか?

手前味噌ではありますが・・・それ程Y君のフライトは、8チーム中一番安定して飛んでいたと思います。

その上で今回の結果は・・・競技会のレギュレーションを良く理解しないまま参戦した、
監督である私のミスだった様にも思います。

しかしその反面、多くのチームが競技中に接触や墜落を繰り返しながら競技を続行し、
そんなチームの中から1位~3位が決定した事には、一体どんな意味があってどんな審査基準なんだと?
私には疑義が残りました。

マサカ・・・サバイバルゲーム?だったのか?・・・なんてね。

この結果は・・・今年に限った事ではないし、競技だから一つのショーとしての要素で
織り込み済みなのだろうが、現場では決して許されないのであって、『安全に業務を遂行する』と言う
姿勢は、今回の競技内容からは微塵も感じられなかったのは私だけだろうか?

総合部門でもそうなのだが、来年はもう少し実戦(現場作業)を踏まえた競技内容に
進化する事を希望する。

何はともあれ・・・来年またチャンスがあったら、レギュレーションに負けない様な
フライトを披露してテッペンを取りたいと思う。

この度は不甲斐ない結果に終わってしまいましたが、応援頂いた皆様ありがとうございました。

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