ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

テスト撮影に付いて

2012-05-27 17:36:36 | マテリアル
この処・・・立て続けに、テスト動画をYouTubeにUPした。

その動画を見て頂いた外国人から、かなりのメールを頂いた。

YouTubeから、弊社HPにとんで、問い合わせメールのボタンをクリックして頂いたらしい。


そのメールの内容とは・・・。

拙い語学力で必死に翻訳した処・・・何だか・・・一応に、このカメラマウントは
何処製で、何処で売っているのか?・・・とか、幾らで買えるのか?
私も買う事が可能なのか?・・・と言う内容であった。

問い合わせを頂いた人の国は・・・現在の処、バハマやブラジルが多い様だが・・・・。

そんな国でも・・・マルチは、飛んでいるのですね。


勿論・・・それらを販売する用意はあります。


しかし・・・お問い合わせを頂いた皆さんに共通して言える事は、少し勘違いしているのでは無いか?
と、言う事だ。

どうも・・・欲しているのは・・・カメラマウントだけ???


弊社では今までの経験から、防振は・・・機体を含めて、トータルで行うモノだと認識している。

従って・・・雲台だけの販売は・・・今の処、考えていないのである。


例え・・・雲台だけ購入して頂いても、基本的に振動のある機体では、完璧な防振など、不可能に近い
と言うのが・・・その理由である。


そこで弊社では・・・フルコンプリートでの販売形態を目指して、あくまでもプロ用の撮影機材として、
量産化を現在検討している。

つい先日も・・・いつもお世話になっている加工会社のK社長様をお訪ねして、それらのパーツの
製作に付いて・・・ご相談して来た処である。

勿論・・・試作は・・・自社でやっている。

しかし・・・試作は・・・非常に時間を浪費する上に・・・尚且つ、ある程度の精度を出すのにも苦労が絶えない。


そんな訳で・・・量産時には、それらの加工は専門業者にお願いしているのである。

それら量産化に向けた、パーツの調達にある程度の目途が付いた今・・・販売時期を、一体何時にすれば良いのか?
・・・少々悩んでいる。

当然・・・実際に、ある程度業務で使用してみて・・・それなりの評価を頂かない事には販売出来ないと考えています。


さて・・・何の業務から、手を付けましょうか・・・・・?




GoPro2を、白馬五竜でテスト

2012-05-27 05:30:16 | マテリアル
先頃発売されたGoPro2を使用して、白馬五竜にある、とあるペンションをお借りしてテスト撮影を行いました。

その様子を、早速YouTubeにUPしましたので、下記のアドレスで検索してご覧ください。

http://youtu.be/-M6Z6uNrHGc

テスト時の細かな説明は、YouTube上で行っておりますので、ここでは割愛致します。

しかし、このところのテスト・・・テストに没頭し過ぎて?・・・飛行中の写真が1枚も無い。

些か・・・ツマラナイ投稿になってしまっている。


ヤハリ・・・写真は、有った方がいい。


決して・・・隠している訳では・・・無いのだが・・・。

どんな機体で撮影しているか?・・・は、屋根に映った機影から判断してネ~。

マルチコプターの進化に付いて・・・パート2

2012-05-25 10:34:27 | マテリアル
予てより、弊社では業務用マルチコプターの開発を進めて来たのだが・・・
ハイビジョン撮影時の防振の要とも言える、最大の防振対策が遂に完成した。

この防振対策・・・なかなか奥が深くて巧く事が進まないのである。

皆さんの中にも、雲台の防振で頭を悩ませている方が沢山いると思う。

先日、名古屋の有名模型メーカーのS社長様からも、その事に付いて電話で
相談を受けたのだが・・・明快な解答をしてあげる事は出来なかった。

当然・・・弊社では、防振対策の確固たる方向性やノウハウは有る。

その証拠に、新しく機体を製作しても、2~3フライトの調整でそこそこの動画を撮影出来る。

そこそこの・・・レベルが問題なのだが、少なくても一度製作すれば、大きな変更はしないし、
する必要が無いのである。

しかし・・・これだと言う、決定打など持ち合わせていないのも・・・実状なのである。


それは何故か?と言うと・・・雲台の構造や、実際にどんなカメラを搭載するか?
に因っても、振動係数が変化してしまうのである。

その上、カメラを雲台にどの様に搭載しているか?に因っても・・・振動の低減
度合いが変化してしまう。

そこに加えて、エンジンやモーターの回転域が原因で・・・共振も発生するのだから始末が悪い。

飛行中の機体が発生する振動は、常にその係数を変化させているのである。

その絶えず変化し続ける機体の振動を・・・飛行中に全域で消し去る事など・・・所詮、無理。


そんな訳で・・・振動が大きい実機のヘリには、カメラスタビライザーなるモノが搭載されている。

カメラスタビライザーで撮影した映像をニュースなどで見る機会が多いのだが・・・流石に素晴らしいと思う。

使用しているカメラも素晴らしいのだろうが、どちらかと言うと・・・スタビライザーの効果が絶大だと思う。

しかし、そのカメラスタビライザーなるモノ・・・超高額で、聞くところに因ると・・・1億円もするらしい。


マルチコプターにそんな高価な装置を搭載する事は、金銭的に見ても重量的に見てもまず不可能。
決して・・・使用する事は出来ないのである。

そんなモノと同等なモノを追い求めて、マルチコプターで再現しようと言う事だから・・・如何に、
難しい事をしようとしているのかを・・・解って欲しい。


海外のサイト等で販売されているモノを・・・僅か数万円で購入して、防振が出来るので有れば・・・
苦労は無いし・・・弊社でも直ぐに購入したい。

処が・・・それらを、ただ買って取り付けただけでは・・・どうにもならないのが現実。


業務用では・・・全く使い物にならないのである。


そんな訳で、あくまでも弊社の撮影マテリアルに限定して、それなりの防振システムを
構築しているのだが・・・。

この処、少しバタバタしていて、それらの防振対策が完了してはいたのだが、時間の都合で
そのテストが延び延びになっていた。


そんな訳で、ここ数日来・・・早くテストをして、新たに講じた防振対策の結果を知りたい、
確認したいと言う欲求に駆られていた。

他の仕事をしていても・・・心此処に有らず・・・と、言う様な状態であった。

そのシステムの加工が終了した時点で、かなりの手応えを得られる事は予想していただけに、
ここ2~3日は・・・我慢の限界だった。


そこで昨日、出張にテスト機をトランスポーターに積み込んで出かけた。

その帰りに適当な場所?を探して、逸る気持ちを抑えながらテストを敢行した。


夕方の6時過ぎからのテストである。


辺りは・・・少し暗くなっていたが・・・その結果で判った事とは・・・。

結果は予想していたのだが・・・いざ、それが現実のモノになると・・・目が点。

まさに・・・大成功であった。

試に・・・先日YouTubeにUPした、菜の花畑のテスト映像と比較して見た。


今回のテスト映像は、菜の花畑のテスト時よりも、更に進化を遂げる事が出来た。


その結果に気を良くして・・・今朝は早朝から更なるテストを行った。

今朝のテストでは、カメラ側の手振れ補正機能をOFFにしてテストを実施しているし、
どの位迄のズームUPに耐えられるのか?・・・も、テストしている。


そのテスト動画をYouTubeにUP致しましたので、
宜しければご覧頂きたいと思う。

http://youtu.be/Gsvg_T7AaZw

また、その動画を見て頂いた方に、忌憚の無いご意見を賜る事が出来れば幸いだと
考えていますので、投稿の程、宜しくお願い致します。

新しい・・・動画の編集ソフト

2012-05-22 20:31:58 | マテリアル
現在、開発を進めて来たマルチコプターで、ビデオのテスト撮影を繰り返している。

自社で進めてきた、機体や雲台等を含めた業務用マテリアルの開発も、現在ではほぼ終了した。

それらのタイプの違う数種類のマルチコプターは・・・EOSなどの一眼レフカメラも
余裕で搭載する事が出来る性能を手に入れた。

それら一眼レフカメラを搭載して行なっている、テスト中の様子をご紹介したくて、
先日来YouTubeにUPするのだが・・・意図した画質でUP出来ないので困っていた。

オリジナルデーターを編集ソフトに落とすだけで、画質が墜ちてしまうのである。

これには・・・参った。

当然・・・動画の編集は・・・ズブの素人である。

何を如何すれば良いのか???・・・皆目見当も付かずに、人知れず悩んでいた。


しかし・・・良く考えてみると、編集ソフトにオリジナルデータを落としただけで、
画像が荒くなったり、カクカクしたり、止まってしまったりする。

特に動きの速い時に、この症状は顕著なのである。

編集に使用しているPCのスペックが低いと考えて・・・試に最近導入したばかりの、
別の高スペックPCにて編集をして見た。

処が・・・殆ど改善しない。

残るは・・・編集ソフトである・・・と言う、答えに辿りついた。


そこで・・・仕方なく、最新の編集ソフトを導入する事に・・・。

最近、何かとお金が掛る・・・景気も最悪だと言うのに出費が多くて・・・何だか泣けて来た。


しかし、作品の仕上がりはともかく・・・全て、自社でやってみる事が弊社のポリシー。


実際に、サワリだけでもやって見ない事には・・・決して、自分達のモノにならないのである。

そこは・・・未来への投資と諦めている。


けれど・・・お金を掛けただけの事は有った様だ。

ツマラナイ事で悩んでいたのが馬鹿らしくなる程・・・画質の向上が見られた。

俄然・・・希望が見えて来たのである。

近い将来・・・夢が、開花してくれれば良いのだが・・・。


何れこのソフトを使用して・・・デモリールを製作したいと思っている。


しかし、約400ページにも及ぶソフトの取説を読破するだけで・・・相当な日数を要す事だろう。


その上・・・実際に編集出来る様になる為には、多分に編集センスも必要になって来る。


取説を読破しただけでは・・・恐らく、満足な編集など出来る訳が無い。

相当な訓練を要する事は・・・想像に難くない。

モノにもよるが、ただ買うだけなら誰にも出来る・・・しかし、それを使いこなすには
並みならぬ努力が必要だろう。

はたして・・・何時になったら、上手に編集する事が出来る様になるのだろうか・・・?



問題の、その動画・・・編集の途中では有ったが、画質の違いがあまりにも顕著なので、
YouTube上での画質を見てみたいと言う衝動を抑えきれずに、尻切れ状態ではあるが
昨日YouTubeにUPした。

http://youtu.be/xuxC6B1YmSw
で検索して頂ければご覧になれますので、宜しければ見て頂きたいと思います。

菜の花畑の映像を、昨日UPしたものです。


現段階では、あくまでもテストでUPしているので、とても作品とは言えませんが、
画質等に付いて、何かご意見を頂ければ幸いです。


因みに・・・昨日まで同じ様な動画が数種類テスト的にUPされていましたが、
あまりにも画質のクオリティーが低いので、YouTube上から削除しています。

そんな訳で、今後はマルチコプター関連のテストに加え・・・動画の編集と言う、
新たな試練を自ら背負込んでしまいましたが・・・。

編集ソフトの取説を読み深めて・・・今回は使用出来なかった、スロー再生や
モーションスタビライザーなどの機能も、使用してみたいと思っています。


それでは・・・また。


マルチコプターの進化と・・・その検証に付いて

2012-05-18 06:11:24 | マテリアル
予てより弊社では、マルチコプターの開発を進めて来た。

このマルチローターなるもの・・・ただ飛行させるだけなら、比較的簡単に飛ばす事が出来てしまう。

それ故に大変な人気で、それは瞬く間もない程、普通のラジコン(ヘリ・飛行機)を飛ばす事が出来ない
人達にまで・・・浸透しつつあるのが現状だ。

そればかりか、色々な人が色々な立場で研究?し、一応空撮にも使用出来る様になりつつある。

そんな訳で・・・十分な検証を行わずして、模型のマルチコプターを、そのまま業務用に転用して
しまっていて、少々危険な側面も否めないのが実状だと考えているのは弊社だけでは無い筈だと思う。


実際には、まだまだ色々な問題や課題が残っていて・・・全ての技術が確立出来たとも思えない事から
・・・現在でも発展途上で、どちらかと言うと黎明期の感は否めない。


それらの問題点を認識した上で、そこに細心の注意を払いながら飛行させる分には良いと思うが、
・・・業務で使用している人の中に、その事を理解している人が・・・果たしてどの位いるのだろうか?

そこで弊社では、それらの課題をクリアーする為に・・・マルチローターの大きさやタイプの違いによる、
安全性や安定性・操縦性・耐久性・耐候性の研究・検証をしつつ、機体の開発を行なって来たのだが・・・。






その意味は・・・比較的新しい分野の飛行物体故に、まことしやかな理論が氾濫していて、
見聞きしただけでは、本当の事は解らない・・・と言う事だからである。


百聞は一見にしかず・・・と、言ったところだろうか。

例えば・・・NGとされている種類の機体でも・・・使用するマテリアルの組み合わせ如何で、
得られる結果が・・・全く違うと言う事も良くあると言う事なのだ。

それらは、例え同じ様な手法で作られた機体でも・・・・そもそも考えている方向性(開発のコンセプト)が
違うので、当然その内容が違う。

因って・・・結果が違って当たり前なのである。




そんな訳で・・・それらを検証する為にも、色々な種類の機体を・・・実際に、一から開発したのである。


その事は、一見無駄で、遠回りの様にも思えるが・・・実際にはその中から、多大なノウハウを得る事が出来た。

そこから得られたノウハウを集約して・・・弊社では、空撮専用の機体や雲台等のマテリアルを
総合的に開発している。




現在、マルチコプターを取り巻く現況は・・・殆どの場合、台湾や中国製の安価な市販品を使用して
空撮されている場合が多い様だが、そこには・・・多大な危険性が潜んでいる場合が少なくない。

それらの殆どが・・・模型用途で開発されている訳だから・・・その機体にペイロードを掛けた場合には、
トラブルが発生したとしても、当然と言えば、至極当然の事なのだが・・・実際に業務に使用している人達が、
それらの危険性を、一体どれ位理解しているのか?・・・疑問に思える。

軽量機に限って言えば・・・その事に気が付かない程・・・マルチコプターが良く飛んでしまうのも
事実なのであるが・・・チョット見ただけで、これではマズイだろう・・・と思ってしまう機体が
多い事も、また事実なのである。

ペイロードを掛けたら・・・アンプが焦げた・・・などと言うのは、その最たるトラブルであろう。


弊社で開発している機材は、それらの軽量機とは、一線を隔していて・・・かなりの余裕ペイロードが有る。

それらは、様々なテスト結果から得られたノウハウを基に・・・本来マルチコプターに存在する、
様々な問題について・・・現在考え得る限り安全に、尚且つクオリティーの高い作業が出来る様に、
対策を講じて来た心算である。

そんな訳で、弊社のマルチコプターは・・・あくまでも、プロ用の機材として開発されて来た経緯がある。






そんな地道な作業故・・・相当な時間を費やしたのだが・・・その開発も、いよいよ佳境に差し掛かって来た。


しかし・・・所詮、映像の素人が開発した機材である。

思い込みで・・・プロ用機材を開発したなどと言ってみても・・・唯の戯言に過ぎない。

何れ・・・その道のプロに検証して頂き、その評価を得たいと考えているのだが・・・
さて、どうなる事やら・・・。