ラジヘリ空撮

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天候は・・・大荒れ

2016-05-04 06:56:49 | マルチコプター技能講習
春の大型連休真っ只中・・・マルチコプターの技能講習を開催して
いた。

講習終盤に差し掛かったこの日は、全国的に急速に低気圧が発達した
影響で、終日8m/s~10m/sの強風が吹き荒れた訳だが、天気予報でも、
この日は強風警報が発令されていた。

勿論・・・飛行訓練初期では、その様な気象条件下でマルチコプターを
飛行させる事など無い訳だが、技能講習も終盤に差し掛かっており、
受講者がそこそこ風への対処が可能と判断して、敢えて経験を積ませる
為に屋外での飛行訓練をAttiモード(GPSなし)で敢行した。

いざ飛行訓練が始まると、突風が時折容赦なく襲ってきた。
普通に立っていると、その影響で身体がブレて操縦にならない。

そこで、体がふらつかない様に・・・受講者であるKさんに、
風上側に片足を半歩前に出して少し前傾姿勢を取る様に指示。


それでも・・・10m/sを超える突風の際には、風下側に身体が仰け反る。

あまりの強風に・・・時折、受講者であるKさんから悲鳴が聞こえる。
それでも何だか・・・Kさんの表情は、楽しそう。


フラッグを立てたパイロンも、強風の為に遂に折れ曲がってしまった。


今回Kさんには、風の影響と対処方法について、非常に良い経験を
積んで頂けたと考えるが、この様な強風下で初心者が飛行訓練を行う
場合には、当然危険を伴う。


そこでこの様なコンディションで、練習する上でのご注意を一言申し上げたい。

何事も経験を積む事が重要だと考えるが、初心者が強風下で飛行訓練を
行う場合には、決して一人では飛行訓練をしないで頂きたい。

8m/sを超える様な強風下で飛行練習を行う場合は、当然無風や微風時とは
異なり、訓練時の注意点や訓練方法がある。

そこで強風時の飛行練習は、飛行訓練の経験が豊富な指導者の下
(何となく飛行出来るだけの人=指導経験が浅い人は危険を伴う場合があるのでNG)、
安全に留意した上で飛行練習に励んで頂きたいと思う。

また、GPSを使用したフライトモードで飛ばせた心算になっている方も
大勢いると思われるが、最低でもAttiモードで自由に飛行出来るだけの
操縦技術を、マルチコプターを運用される方にも習得して頂きたいと思う。




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