ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

如何も旅行記は受けが悪い・・・?

2014-02-13 19:16:35 | マテリアル
この処・・・あたかも旅行記の様な投稿が続いていたが、
どうもあまり受けがよくない様で、閲覧数が減っている。

皆さん・・・あまり旅行記がお好きではない様なので、
そろそろ空撮関連の話題を小出しにして行きたいと思う。

ここに投稿しないからと言って、弊社では何も開発していない
訳ではないのだが、公表出来る事とそうでない事が有るので、
悪しからず。

今回話題にするのは、カメラを機体上部に搭載したHexa-Kopter
についてである。



この機体に搭載しているカメラはDSLRであるが、なかなか
この手のカメラを機体上部に搭載することは、色々な問題があって
難しい。

そうかと言って、カメラを防振もしないでフィックスで固定する
訳にもいかず、仮にそんな事をして実際の作業に用いても
ろくな結果を生まないのである。

従って、この手の機体に搭載するジンバルは、上方向へ
アクティブに動作し、パン方向も360°稼働しなければ
意味がない訳だが、当然フルスペックのジンバルは重くなるのが常。

因ってジンバルは、極力軽量に仕上げられている必要が有る訳だが、
これがなかなか難しいのである。

こんな時は、やはり市販のジンバルを転用してみても巧く事は
運ばないのだが、弊社では専用設計のオリジナルジンバルで対応している。



しかし、軽量に仕上げられているとは言え、フルスペックのジンバルや
重いカメラを機体上部に搭載する為には、機体自体の軽量化も同時に
図る必要があった。

そこで軽量且つ、高剛性のフレームをどうしようか?と
考えていた時、以前、東北のUさんに頂いた680クラスの
フレームの事を思い出した。

実はそのフレーム・・・何時かは、何かの機体に使用してみたい
と思って、大事に保管しておいたものだった。

そのフレームに追い加工を施して、今回紹介した800クラスの機体に
使用したと言う訳だ。

Uさんのお蔭で、軽量な機体が見事に完成したのだが、それは
今から遡る事半年の事だった。

ここにご紹介する東北のUさんとは、弊社の0.5wタイプの
ビデオ送受信システムを、開発段階にも係わらず、
完成を信じて予約して頂いたお客様である。

そんな大切な客様から頂いたフレームで、完成させた
機体だった訳だ。

この機体は、橋梁等の床板裏の状況を調査する目的で、
完成させた訳だが・・・既にこの機体で、数件実作業を行っている。

処が・・・実際に作業を行ってみると、様々な問題点が
浮上してきた。

別に・・・弊社の制作した機体に問題があった訳ではない。

その問題とは・・・撮影手法に関してであった。

現在・・・より良い成果が得られる様、更なる撮影方法の
技術開発が進行中である。

中国地方の有名な酒処を散策してみた。

2014-02-13 09:00:34 | 出張
中国地方の有名な酒処に行って来た・・・などと言えば、
また旅行にでも行っていたのか?と、勘違いされる方もいるのかも
しれないが、空いている時間を有効利用して訪れているのである。

また、空いている時間を利用して・・・などと言えば、出張中は結構
空き時間があるものなんだ~・・・と、思われがちだが、態々その地に
出向いて訪れている訳ではない。

あくまでも・・・序に訪れていると言う事なので、お間違いなき様お願いしたい。

そんな訳で、この日も打ち合わせ前の僅かな時間を利用して、宿泊先から
徒歩で数分の場所に位置するこの地を、早朝に訪れたと言う訳だ。



今回のような時間も、何時もとる事が出来訳ではないので、僅か10分ほどの
散策だったが、この地の酒文化に少しばかり触れる事が出来たのは良かった。

但し・・・早朝に訪れた為、折角酒蔵をみて回ったのに、肝心なお○
(オマルではない)を買う事が出来なかったのが心残りであったが、
今月末にはまた訪れる予定であるので、その時にでも調達したいと思う。

この地方の酒蔵を支えている伏流水を、汲み上げている井戸が、
あちらこちらに点在している。



この井戸水を、地元の人たちが早朝から汲みに来ていた。

また、この様な酒蔵が、極限られた地域に密集するように佇んでいるのが
とても珍しい様に思えた。



勿論・・・この後、クライアントと打ち合わせ・テスト撮影を終了させた事は
言うまでもない。

そのあと、先週荒天で酷い目にあった場所に海を渡って向かったのだが・・・
奇遇にもその途中で、先日ビデオ送受信システムをご購入頂いたTさんと
Kさんご兄弟に出遭った。

それは本当に偶然な出来事で、声を掛けられた時には何の事なのか?
直ぐには理解できなかったのだが、ようやく事が理解出来たころには、
ついつい意気投合して話し込んでしまい、気が付けば約1時間経過していた。

お蔭様で・・・楽しいひと時を過ごすことが出来て嬉しかった。

Tさん・Kさん、昨日は有難うございました。

今後とも、宜しくお願い致します。

じぇじぇじぇ・・・な一日

2014-02-08 08:45:36 | 撮影
元来・・・多分、この地方には「じぇじぇじぇ」などと言う方言はない。

勿論・・・私が居を構える長野県にも、そんな言葉はないのである。

それなのに、何故そんな方言が口をついて出てしまうのだろうか?


その理由は・・・私自身、なかなか「アマロス」から抜け出せないでいる
からだろう。

毎年年末に発表されるこれらの流行語だが、往々にして
時間の経過とともに、人々の記憶から消し去られてゆくのが常。

ただ・・・この「じぇ」と言う方言は、他の流行語とは違って、
意図して作られた言葉ではない事に加え、その地方では実際に
毎日使われている日常的な言葉と言う事なので、もしかしたら
廃れる事などないのかもしれない・・・などと、勝手に屁理屈を
こねているのだが、これ程、強烈な印象を与える方言は他にない
のではないか?と、私は考えるのだが、皆さんは如何お感じだろうか?


・・・少し話の趣旨がずれたので、ここで修正して本題に入ろうと思う。

この日の撮影現場までの移動途中、前日から吹雪に見舞われた事は
前回の投稿でもご報告した処であるが・・・その作業当日・・・
現場に到着してみると、朝から暴風が吹き荒れていた。

その上、顔に何か固いものが容赦なく叩きつけてくるではないか?

強風で巻き上げられた砂塵か?・・・どうもそうではないらしい。

恐らく・・・非常に細かな霙であろうと思われた。

思われた・・・と言うのは、顔に当たった瞬間に溶けてしまうのか?
それを確認する事が出来なかった為で、あくまでも推測ではある。

それはあたかも、以前エジプトで遭遇した砂嵐の様でもあった。


そんな状況にも係わらず・・・現場では数十人の方々が、着々と
撮影準備を進めていた。

マサカ・・・普通は作業中止でしょ・・・と、そんな言葉が
思わず口をついて出てしまったが、その状況から現場の
「ヤルゾ」言う、気迫に近い本気度が伺えた。

現場の作業員さん達も、ほんと大変なのである。


しかしそれらを考慮しても、安全上撮影出来るかどうかは・・・
別問題なのである。


けれど、撮影を中止出来る様な雰囲気では無い事が、
ひしひしと伝わってきた。


そんな状況から後には引けず、いやいや機体を車外に引きずり出した。


でも・・・そんな現場の事情や感情に流されてはマズイのである。
リスクが高い状況に変わりはないのだから・・・。

そこで現場の担当者には、これ以上天候が悪化した場合には、即時
作業を中止する旨を伝え、了解を取り付けた上で作業を開始した。

その時点で風速は平均で8m~・・・時折、10m以上の突風が吹いていた。

離陸時、スロットルスティックを上げ始めると・・・メインローターの
回転が上がりきらないうちに、勝手に機体がヨタヨタと離陸しようとする。

こんな時は、通常よりも転移揚力の影響が大きいので、
機体を離陸させるだけでも細心の注意を払う必要がある。


その後・・・強風の中、慎重かつスピーディーの内に無事作業終了。

あたかも、機体が着陸したのを見届けた様に、天候が急変。


いきなり・・・大粒の雪が襲ってきたのである。


片付けも早々に、機体を車の中に押し込む。

自分も車に逃げ込んで、外の状況を撮影した。



ここでお断りしておきたい事がある。
上記は・・・あくまでも、撮影終了後の天候状態である。

この様な状況下で撮影する事は、危険が伴うので
決して実施してはならないと考えているので、
くれぐれもお間違いなき様お願いしたい。


その後・・・逃げるように現場を後にした。

処が、高速の入り口には一部区間通行止めの表示が・・・
厄介なことになった。

その状況から渋滞する国道を回避して、山道を迂回するハメに・・・。

処が・・・その山道が、また~困った事になっていたから
さあ大変。



地元の車が・・・ノーマルタイヤでこんな道を、平気で?
行き交っているから始末に悪い。


ノーマルタイヤで坂道を登れなくなったトラックや、
スピンして対向車線に飛び込んだり法面にぶつかっている車が一杯・・・
果たして、この人たちの気は確かなのだろうか?

既に登れなくなっているのに・・・まだアクセルを踏んでいる者さえいる始末・・・。
当然・・・後ろは大渋滞。


迷惑なのを通り越して、危険極まりない状況だったが、この様な状況にも係わらず、
現場で外に出て交通整理をしていた警察官はただ一人・・・多分地元の駐在さんだろうか?

こんな時ほど、もっと警官が外に出て街頭指導を行うべきではないのだろうか?



これでは・・・何のために態々遠回りして迂回して来たのか判らなかった。

こんな状況で、30km程の距離を3時間ほど掛けて通過した。


苦労して、予約している宿泊先に到着したのは、どっぷりと日が暮れてからだった。

その時・・・明日は本当に帰れるのだろうか・・?と、一抹の不安がよぎった。


一晩あけて・・・予感は見事?に的中。
この島から・・・何処へも出る事が出来ないでいる。

そんな訳で今日一日・・・宿泊先で愚痴をこぼすはめとなった。








今週は天気が・・・

2014-02-06 22:38:32 | 出張
過日・・・早朝から出張に出掛けた。

外は、まだ暗い。

やがて・・・奇岩が連なる山陰の向こうから朝日が上がってきた。



更に走る事約2時間・・・この日の作業は、無事終了。

出掛ける前に確認した天気予報では・・・良い天気のまま、何事もなく
推移するかと思われたが、翌日移動した先の現場では、暴風の中
作業を行う事に・・・。

そんな中ではあったが、何事もなく安全の内に無事作業を
終了する事ができた。

作業終了後の挨拶もそこそこに・・・そのまま西へ長距離移動。

すると・・・予想だにしない事態が。



写真上では、良く判らないかも知れないが、吹雪なのだ。

本来なら、弊社のある長野県より数百kmも西に移動して来たと言うのに、
恰も北に移動して来たかのような錯覚に陥った。

こんな荒天では、明日の作業が思いやられるが・・・そこは何とか仕上げて
帰らねばならない。

実は・・・内業が溜まってしまって如何にもならないので、
休日返上でそれらを片付ける心算でいるのだ。

何たって・・・週明けには、またこの地方を訪れなければならないのだから・・・。