Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

挨拶と口上のことば

2008年12月12日 | Weblog
「いってきます」
「いってらしゃい。」

「ただいま」
「おかえり」

これらは、対応する挨拶の
言葉がある。

うちの家族は、
「おかえり」というと
「うん」とエラソウにいう・・・。
「『ただいま』でしょ。
幼稚園で、ならったでしょ!?」と
私はあきれる。

うちの子ども達は、幼児教育は
割りとはやかったはずだが・・・。


私の母は、
「ごちそうさん」というと
「よろしゅう、おあがり」といったものだった。

京都では
「いってきます」というと
「はよう、おかえり」
というのと同じ理屈だったとおもう。


手土産を渡すときは
「これ、ほんのつまらないものですが・・。」と
謙遜するのが、本来の口上であった。

しかし、最近、私は、贈り物をするとき
たいてい、メッセージカードに
「これは、○○によさそうなので、
お送りしたくなりましたので」という
ニュアンスを書くことが多い。

もちろん、お年寄りで気を使う人には
そんな口上は述べない。
しかし、そういうご挨拶を述べる機会、
そのものがないのである。

ご挨拶と口上をちゃんと述べられることは
日本人の美徳であり、文化であった。
今や、お歳暮をもってきてくれるのは
宅急便の人だ。
その中に、ちゃんとした、ご挨拶状が
はいっていると、なんだか、ほっとする。
その中には、美しい日本語がいきている。