Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

鋏の使い方をほめられた!

2008年12月23日 | Weblog
花鋏を研いでもらった。
デパートで 職人さんがきていたので
プロに研いでもらいたくて 今日 もっていったのだ。
私の鋏を研ぎながらいってくれた。
「いい鋏ですね。 それに 丁寧に使っている。」
「そうですか?」
私は うれしくなった。
「鋏できるとき ひねる人がいて・・。
そういう使い方をすると 刃が傷んで いくら研いでも 切れなくなっちゃう…。
これはまっすぐに使っていてきれいだ。」
「私は 木は あまりきりませんからね。 草花だけ。
花瓶にちょっとね。
それ、いつ買ったのだったかな?
嫁入り前に お花習ったとき 買ったのだったかな?」
「そうでしょう。
変わった形だ」
私は 関西だから 関東と形が違うのかしらん? と思った。
「小原流を習ったんです」
「ああ そうですね。 小原流や池の坊は これだ。
はい! できました。いい鋏だから 大事にすれば ずっと使えますよ。」
「ありがとうございます。 一生 使います。」

私は しょっちゅう 生け花をするわけではない。
生け花どころか 小さな花瓶に ちょっとだけ生けるとき
紙切り鋏で きるくらいなのだ。
うちの実家では 洋裁の裁ち鋏を時々 研ぎにだしていた。
刃物が よく切れるのは 当たり前であり 気持ちいいものだ。
切れない包丁が苛々する。
爪きりさえ、切れないものは、なんだか気持ち悪い。
花鋏は 水きりするので 錆びやすい。
私は 油をしみこませた布で包んでしまう。
しかし この鋏を買ってから もう 四半世紀たつのに 一度も研ぎにださなかった。
切ったあと、少しだけ、手入れをするだけだ。
信頼できる研ぎ屋さんもなかったし。
その職人さんがいった。
「最近の砥ぎやは、機械をつかったするんです。」
といいながら、何種類かの砥石を使った。

私の前には 白髪の婦人が 包丁をとりにきた。
職人さんのまわりには 注文品がたくさんあった。
みんな 研ぎ職人さんを必要としていたんだな。
今年は お正月にお花を生けることができるかな?
一年に一度くらいは 剣山と水盤で 生け花をしたいものだ。