美濃加茂市の美濃太田駅から、郡上市の北濃駅に至る長良川鉄道「越美南線(えつみなんせん)」。ワインレッドの美しい一両車両は、線路の上に存在するだけでステキに見えてしまいます😃 長滝白山神社からの帰途に出会った「ナガラ300形気動車」、各駅停車の旅なんて無理とわかっていても、時折無性に乗ってみたくなる😅
旧国鉄時代からの駅舎が今も現役の「美濃白鳥駅」。白鳥町の中心地らしく周辺には町歩きのマップをはじめ、つい足を止めてみたくなるものが点在しています。
駅前にある「白鳥おどり像」は、郡上市白鳥町で開催される伝統的な盆踊りを表したもの。中でも「白鳥の拝殿踊り」は、江戸時代の中頃からお盆の時期に神社の境内で踊られていたもので、国選択無形民俗文化財に指定されています。
夕刻、神社の拝殿には大きな切子灯籠が吊るされ、その明かりの下に踊り子たちが集まり、即興で唄を紡ぎながら踊り続ける・・・白山の自然の恵みと信仰文化に培われた美しい盆踊りの風景です。
駅の順序で言うと「美濃白鳥駅 - 白鳥高原駅 - 白山長滝駅」と続いて、郡上市白鳥町歩岐島にある長良川鉄道越美南線の終着駅「北濃駅」。
駅構内の北側には、2005年3月に国登録有形文化財の指定を受けた「転車台」が残っており、ここに立ち寄ったのはこれが目当て。「転車台」とは機関車の向きを変えるための設備で、これは蒸気機関車が現役だった1960年代終わり頃まで使われていました。
こちらの転車台は明治35年(1902)にアメリカン・ブリッジで製造されたもので、当初岐阜駅に設置され、越美南線が当駅まで延伸開業した昭和9年(1934)に移設されました。直径15.4mの円形をしており、機関車の載った橋桁を2人で押して回転させる手動式。大井川鐵道にある明治30年(1897)製のものに次ぐ日本最古級のものだそうです。
郡上市白鳥町大島にある「日本土鈴館 」。館長の『遠山一男氏』が全国各地から集めた土鈴約1万6000点余りと、郷土玩具や世界のおもちゃ民芸品などが収蔵されています。2010年には、土鈴の数世界一としてギネス認定されたとかで、入り口近くにも大きく「ギネス認定 世界一」の文字があります。
一時期、土鈴を収集したこともあって興味はありましたが、かといって入館料を払ってまで見たいかというとさほどでもなく、結局外観と道路に面したケースの中を見ただけで先に進みました。
訪問日:2012年5月20日&2018年10月13日
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