千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

日本の芸能史・煎茶道

2011-11-21 19:34:34 | 造形芸術大学講義
本日の講師は小川流煎茶6世家元・小川後楽さんでした。
煎茶というと普段家庭で飲んでいるお煎茶や玉露を少し気取ってお作法に則っていただくものぐらいに思っていました。
むしろお抹茶の方が格調高いのではと浅はかに誤認識していたことを思い知らされました。

お抹茶は武家社会で信長・秀吉などに好まれ戦いの前にお抹茶を喫していて広まっていったのに対してお煎茶は(特に小川流は)嵯峨天皇に始まり公家社会で発展していったようです。

煎茶道の開祖は黄檗宗の隠元禅師ですが江戸中期には売茶翁の様に屋台を持ち出し人の集まるところで庶民に煎茶普及の活動もしました。
売茶翁も小川流小川可進も共に父親は御殿医だったそうです。
昔中国から薬草として日本に持ち込まれたものですからなるほどと思われますね。

我が家でのむお煎茶とはほど遠くほんの数滴しか入れられず舌に一滴落とすのみ喉の奥まで届かない、でもそのかぐわしい香りは極上とか、そんなお茶体験したいものです。

その昔寺院に勤務していた頃和尚さんにお煎茶をご馳走になったことがよくありました。
ほんの少々注がれたお茶を考えもせず頂いていましたが無くなるとすぐ新しいお茶を注いで貰ったのを思い出しました。
甘くて蕩けるような美味しいお茶だったことを覚えています。

3代の和尚さんと接しましたが皆さん手ずから入れていただくお茶は大好きでした。
帰り道VIVIちゃんに乗りながら昔のことを思い出しながら家路につきました。
今日の講義は凄く難しかったけど正にカルチャーショックでしたね。