千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

京言葉の妙

2008-03-02 18:46:34 | 京都便り(京都通)
京言葉、知れば京都が見えてくる!




今日の和菓子は山科・わかさ屋のはねず餅です。
昔、小野小町に想いを寄せていた深草少将が「私のもとに百夜通い続けることが出来たら想いを遂げさせてあげましょう」と小町にいわれ深草から小野まで毎夜まじめに通い続けた。しかし、99日目の夜大雪が降ったため代人をたてたことが小町にばれてしまい少将は振られてしまった。
その後小町は少将のことも忘れ、里のこどもたちと遊びながら晩年まで楽しい日々をすごしたそうな。
はねずとは薄紅色のことで梅の花の咲く頃のお祭りなので名付けられたのでしょうか。
生菓子は美しいはねず色で梅餡の甘さを抑えた美味しい逸品です。
3月期間限定のお菓子です。


京都人と話したり商談をして「考えときますわ」って言われたらそれは駄目ってことです。
知らずに考えて貰いましたか、と後日聞けば「こないだ断りましたやん」と言われること必定です。
興味のないことははっきり言わずやんわりと考えときますと断ります。
初めから断ると失礼やし円滑に物事を運ぶためズバッとは断りません。
京都人は「アカンかったわ」と即、引き下がります。
しつこく後追いすると「野暮な人やなぁ」となります。

では商談成立はどう言うか「それほんまに考えときますわ」なのです。
脈有りです、やんわりとプッシュしましょう。

岩上先生の講義は聴きながら「うん、うん」と頷くことばかりで面白いですねぇ。
何かいやらしく聞こえますが京都人は相手に恥をかかせないように直接的な言葉を使いません。
長くお付き合いをするために気分を壊すことなくきついことは極力いいません。
気配を察する文化なのです。

今は薄れてきましたねぇ。若い人には通じない文化になりつつあるようです。