議員と国民
さあーいよいよ、総選挙だ。15の政党が乱立したのは、いかに国難に直面した問題が累積しているかを炙りだした戦後最大の選挙だ。
政治不信、経済不況、天災、人災、教育欠陥、外交失策、外枠から見ていたのでは、理解できない問題が多い。したがって、今までの選挙の様に、お祭り気分ではいけない。国民の一票の重さが、国政を変えていく、世直し運動は、この一票から始まる。
顔を売れているから、芸能人だから、とやすやすと一票を投じてはならない。
サラリーマン議員を作ってはならないのだ。国会の絨毯を踏む人種を選択するのは、国の公僕を選ぶのだから、選ぶ方は命がけでなければならない。
水浸しにされた20年、失われえた20年、デフレ経済の20年、国民も企業も疲弊していった。途中の三年間、自民党支配に疑問を抱いた国民は、小沢を主軸とした民主党を勝利させた。政治の根本に、渇をいれようとしたのだ。悪癖は、自民党が生産した政治の癌である。
特効薬の公明党が自民の内部を手術していったが、間に合わず、民主党の政権が三年前誕生、日本は変わるかに見えた。
しかし、あまりにも素人集団であったために、政治、外交、経済に指導的立場が発揮できなかった。この3年間は、戦後60年に匹敵する勢いで、急速回転をほしいままにアクセルを踏んでいる。国力も国民の安定も歪を直していくには、40年の歳月が必要となろう。40年の未来を現在にすれば、現在の政治と経済の失策は、過去に見ない日本の暗黒の時代と窺える歴史となろう。
選挙の結果は、予想の枠を出ないが、自民党の過半数に迫る当選と公明の全員当選で、連立内閣成立、安倍晋三総裁を首班とするキャビネットが誕生するだろう。最後の首相を目指した石原慎太郎を総理とする機械仕掛けは故障となるか。さあー。選挙である。
間違っても、役に立たない議員を作り、血税で養うべきではない。
国民の1500兆円の金が、市場に顔を出すためには、国内需要産業が、元気にならなければ、鍵がかかったまま、呼び起こせない。国の借金が1000兆円、それを500兆円上回っている。500兆円をもっている国民は世界には存在しない。未来構築のために、好ましい政治を作り、その金をいかすことこそ、国家と国民の安定につながる基盤である。
さあー。我々の命の一票を !!!!
国政監査連絡会議 古賀剛大
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