国際感覚と日本事情
太平洋クラブ会員は、新ニュースはないのか、気をもんで落ち着かない毎日だと察します。選挙が終了するまで、少し時間をいただきたい。
太平洋クラブ倒産事件のニュースは、今緊張の中にあり、管財人が頭を抱えながら,難問を解析している最中と考慮してもらいたい。その間に、国際感覚と日本事情をコラムにしたので、御解読を願いたい。
12月12日の朝刊で読売をはじめ有力紙は、一斉に、北ミサイルが取り外し、噴射装置を修理か、などと報じた一面が目に入ったのは6.50分、寒さが身に沁みた朝であった。食事を終え、机に向かった9.45分に、予告期間発射が不透明とも伝えた報道関係がこれだけ不透明な報道をするのか、と思うほど、北はミサイルを発射、各国が気づかない間にフィリッピン沖まで達する成功劇をやってのけた。中国さえも、不知であったと遺憾の意を表明した。
しかし、近代戦争だったら、充分対抗できると自信満々だった陣営、信頼に足りる防衛陣営ではないということが明白になった。
北は、ニューヨーク、ワシントンまで弾頭ミサイルで攻撃できる能力をもった開発は、われわれは、どのように考え対策を練ればいいか、重大な局面にあるといっても過言でもない。
それにしても、あっけない報道のシステムであり、12日の朝刊がうそを言っているようで、なんだか、頼りない。日本の国際感覚がいかに幼稚な体制か、理解できる。言語道断である。国際ニュースくらい我が国の手で確実な情報を把握する術はないものか。産業も内需が88%を占める割合も、国際感覚が欠如しているのが原因で海外で成功する割合が減少、日本3年未満で昨日帰国したような留学生をバイリンガルだとして重用している企業に暗雲が漂うのはあたりまえだ。
ニュースの根源を探索できない日本のメデイア情報は、世界で通用する基盤を構築していない。日本が、すでに諸外国から重要視されなくなっている現状を我々、日本人は気づいていない。まだまだ、日本は一流のままだと錯覚している。日本事情は、鎖国の中の政治、経済、教育、外交から、実質的に脱却してオイルのであろうか。なにか、空恐ろしい国民の不勉強が目に余る。
それにしても、朝6.50分から3時間、報道がひっくり返ったのには、いささか漫画的で評論も出来ない。それほど、ジャーナリズムは狂ってきている。ニュース根源に責任を感じていないのだ。
新聞社の記者として、穴を通り抜けたくらい恥ずかしい今だ。
古賀剛大
全国メデイア384社連絡協議会
日本時事新聞社
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