遼が選手会長を務め、何とか男子ツアーの面目を保っている。遼のUSツアーを200段以上書いてきたが、そろそろ、日本を背負う選手として再び活躍が期待されるから、遼と日本ツアーを書いていきたい。
プロで一勝するというのは、かなり、むつかしい難行である。そういう中で、15歳でレグユラーツアーで優勝し、すでに遼は、10勝をマークしているずば抜けた選手であるのは、疑いがない。アメリカツアーでは、勝利がなかったが、その経験を生かして、日本ツアーを盛り上げようと選手会長を引き受け、2当流の激務をこなしているのは、30歳前の大仕事である。もし失敗すれば、日本ツーは消える。少々、スポンサー頼りのツアーに隙間風が吹きはじめ、一流企業は、スポンサーに乗ってこない。記者は、30年も前から、スポンサー頼りのスポーツは、独利性が乏しいから、危険であると警鐘を鳴らしてきた。一般大衆の入場券でイベントが成り立たないなら、本来のスポーツの醍醐味が失せているいるからだ。ゴルフタイムスの上級ライターのデユーク石川は、日本オープンや日本プロなどが、メジャ、メジャーと叫ぶのは、おこがましい。偽メジャーであり、恥であると吐露してはばからなかった。記者も同感である。
遼の第2章はこれからだ。
スポンサー頼りのメジャーなど本質的に狂っている。遼が参加すだけで、数千のお客が増える。ツアーは、遼がほしくて出場させているような印象があり、目的は、お客を増やすのに血眼になっているのであり、ギャラリーが来ないと、3流スポンサーさえ、及ばないと思考しているのである。ISPS が、世界水準のトーナメントを開催し、ゴルフツアーの程度を急上昇させよと研鑽しているが、日本ツアーのレシーバーが、世界レベルにないため、進歩がそがれているのは、残念なことだ。
今や、USツアー、ヨーロピアンツアーが、世界をリードして厳然たる地位を占めている。日本選手が、内弁慶で外に出ると活躍が乏しいのは、日本の体制が甘いのである。松山英樹と畑岡奈さだけとなると、評論のしようがない。TVで海外の試合が見れるのだから、面白くもない日本ツアーを見るのは、ごく少数にとどまるだろう。