Dell Match Play は、ババワトソンが優勝候補のJ.トーマスを準決勝で撃退し、準決勝でスエーデンのノーレンを破ったジョージアテックの後輩のケヴィンキズナ―と決勝戦を争った。
ババもゴルフをやめようかと考えたくらい、復調が難しいかと思われたが、タイガーやミケルソンの姿やマクロイの復活劇を見て、闘志がわいた。アレックスノーレンが、3位決定戦で、トーマスを破り、欧州勢でただ一人、最後まで気を吐いた。見事なノーレンのゴルフだ。昨日のケズナーとの準決勝は、ゴルフに勝って、勝負に負けた感が強かった。
日本勢は、英樹もカントレーに足元をすくわれ、敗退、勇作も、池田も小平も轟沈、世界のゴルフが遠く感じた大会でもある。ただ、ニュースとしては、小平もマスターズ招待を受ける。日本勢、4人が搭乗、全員が予選突破を狙う。
期待一番の英樹が試合勘が戻れば、当然、トップグループに鎮座するのは言うまでもない。日本いやアジアの期待は,高まるばかりだ。オーガスタの難しさは、勇作、小平には、初めてだけに、怖いもの知らずの気概で、どの辺まで戦えるか、見ものでもある。
マスターズは、次週のヒュウーストンオープンが終われば、4月5日からマスターズ本戦である。今年の豪華な顔触れは、久しぶりである。タイガーの復活、三勝のミケルソン、グランドスラムを目の前に戦うマクロイ、2勝のババワトン、安定力をいかんなく発揮売るJ.トーマス、のどから手が出るほど欲しいタイトル、D.ジョンソンの豪打、リベンジを目論むJ.スピース、などなど、
誰がジャケットに手を通してもおかしくない下克上のマスターズである。
Dell Match Play は、見事、成功裏に終始し、テキサスのオースチンは、ピートダイの設計だけに複雑な難しいコースに設計されており、ギャラリーの見方も、一段とレベルが高くなっている。さあー。マスターズへの序曲は、最終のページを迎えて、82回目のマスターズへひた走りに走る。永遠なるかなマスターズ、秒読みの段階へ入った。