ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

金融商品を考える

2006年04月14日 | お金の話
今日、ライブドアが上場廃止となった。
ネット関連の新興企業のシンボルとして、個人投資家から人気を集めた
ライブドア。

一連の証券取引法違反事件により、わずか6年で上場企業の終幕を迎えた。

昨日の最後の取引は、ピーク時の9分の1以下まで下落したようだ。


株式投資以外にも、投資信託、外貨預金など色んな金融商品が最近出ている。

例えば、外資系の銀行が参入してきてから、次のような広告も目立ってきた。

「金利2%!(3ヶ月もの)」 「米ドル定期7%!」…

しかし、この派手なキャッチコピーには裏があることに注意すべし。

これは、最初の3ヶ月だけ金利が0.5%つくという商品で、年間ベースだと
2%ですよと言っているだけなのだ。

3ヶ月を過ぎると、金利は当然元に戻る。

その他にも、この手の金融商品はたくさんある。

こうした金融商品を通じて、資産運用を手掛けることも確かに有効だと思う。

ただ経営者がしっかり認識しておかねばならないのは、投資の世界は必ず次の
2つに1つしかないということだ。

●ハイリスク・ハイリターン
●ローリスク・ローリターン

投資の世界では、うまい話には必ず裏があると考えた方がよいだろう。


同様に、経営の世界にもリスクは必ずつきものだ。

リスクを負えない人に経営者は務まらない。

しかし、そのリスクは頭を使えば、最小にすることはできる。

つまり、やり方次第で、ローリスク・ハイリターンは可能だということだ。


ホリエモンは、虚業で事業拡大し、ほんの短い間に破綻した。

私は経営者にとって株式投資や金融商品も一種の虚業だと思う。

虚業だから、あくまで“ほどほど”が一番だ。

やはり本業は、経営者自身が手掛けるビジネスだ。

本業が経営者個人のライフプランの柱である。

経営者の皆さん、お互い本業の柱を強くするべく、頑張っていきましょう。

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