昨日は岡山県の倉敷に遠征し、日本生命・倉敷支社主催の事業承継対策
のセミナー講師を務め、約50名の経営者向けにお話しました。
遠征といっても、私の両親が岡山出身で倉敷には親戚の叔母も住んで
いるので、親近感を感じながら講義を進めることができました。
会社経営の目的は何か?
当然ながら利潤を得て、儲けること。
ただ究極の目的は「会社をつぶさないこと」になる。
ゴーイングコンサーンという . . . 本文を読む
今から約25年前の映画「マルサの女」。
マルサに勤務する女性査察官と脱税者との戦いをコミカルに
描いたドラマ。
伊丹十三監督の作品で上映当時、日本アカデミー賞最優秀
作品賞を取り、一世を風靡。
この映画の中にこんなシーンがある。
伊東四郎扮するパチンコ屋の経営者が5億円の追徴課税を
指摘され、泣いて土下座する。
その後、顧問税理士から一言。
「なんだ、芝居ですか。あきれたな。」
そ . . . 本文を読む
先日のブログで、今月下旬にも発表される「平成25年度税制改正大綱」にて
新たな減税メニューが経営者の投資意欲を後押ししてくれようとしている。
そんなお話をさせて頂きました。
どんな投資を生きガネと見定めるか?
生きガネと死にガネの見極めがほんとに大切。
ただこれこそまさに、言うは易し行うは難し。
なぜなら、
★脳は「大儲けをしたとき」より、「大儲けを【想像】したとき」に喜ぶ
か . . . 本文を読む
先日の日経新聞夕刊一面に「設備投資なら減税」という記事
がありました。
今月下旬に政府より発表予定の「平成25年度税制改正大綱」
に盛り込まれる項目の一つになる方針だとか。
この内容の骨子をご紹介すると下記4つ。
▼設備投資
工作機械や生産ラインへの投資額を前年度と比べ、一定基準を
超えて増やすと、
★前倒し償却 or 税額控除OK
そして、この対象は生産設備なら要件は特に定めない。 . . . 本文を読む
年が明け、今月から支給の給与にかかる源泉徴収税額が変更。
変更って… 減税? 増税?
答えは残念ながら、増税。
平成25年度から始まる新たな税制の代表格は、
★復興増税
東日本大震災からの復興に必要な財源確保としての増税が
いよいよ始まった。
個人にかかる所得税の復興増税メニューは、
▼増税額 … 所得税額の2.1%分を上乗せ(定率増税)
▼期 間 … 25年間
とい . . . 本文を読む
昨日、顧問先のお客様の中国現地法人の財務諸表のチェック
を行いました。
中国の会計制度は基本的に日本と同じ。
ただ相違点もある。
例えば、「長期前払費用」。
日本の繰延資産に該当する「開業費」が含まれたり、
賃借している固定資産の内装費を含めたりする。
また、「その他未収入金」。
この科目に雑多な項目をすべて含むため、オフィス家賃
の保証金や従業員への仮払いがないかどうか確認する
. . . 本文を読む
愛読しているビジネス誌「日経トップリーダー」(日経BP社刊)の
1月号が届きました。
その中の「中小企業経営者100人アンケート」において、
こんな項目があった。
Q.2013年の日経平均株価の最高値をどう予想しますか?
注目すべきなのは…
この質問に対する回答の【過半数】が「1万円未満」であること。
このアンケートの実施時期は昨年11月下旬。
野田前総理の解散発言があった昨年 . . . 本文を読む
【2012年】と同じことをやっていて、【2013年】、
違う結果は現れない。
【先月】と同じことをやっていて、【今月】違う結果は
現れない。
【先週】と同じことをやっていて、【今週】違う結果は
現れない。
【昨日】と同じことをやっていて、【今日】違う結果は
現れない。
今年、今月、今週、今日。
過去と異なる結果を得たいのであれば、今の行動を
変えなければならない。
言うまでもな . . . 本文を読む
官公庁、金融機関をはじめ、今日から始動の職場も
多いと思います。
二宮尊徳はかつてこう言いました。
「遊楽に馴るれば面白き事もくなり、甘きものに
馴るれば、甘きものもなくなるなり。
是、自我が歓楽をも減ずるなり。
日々勤労する者は朔望の休日も楽なり。
盆正月は大なる楽なり。」
日常を一生懸命動いているからこそ、お正月も大いなる
楽しみになる。
しっかりエンジョイできましたか . . . 本文を読む
正月三が日を有意義に過ごしていますか?
私は昨日、岡山県の山奥で“一人温泉”していました。
携帯電話が圏外になるような人里離れた場所。
都会の喧騒を忘れられる、何とも贅沢な正月ならでは
の時間で、物思いにふけるには最高の空間。
雪景色は風情がありました。
というわけで、昨日に続き、経営者の【惜福】について
じっくり考えます。
▼「今のお金」よりも「将来のお金」
これも「惜 . . . 本文を読む
正月二日目。
「福」をわが身に呼び込むべく、巷は今、初詣シーズン。
「招き猫」がまさに重宝される時期。
ただ私たち経営者に必要なのは、
【惜福】
である。
惜福とは、明治の文豪 幸田露伴が著書「努力論」の中で
説いた言葉で、以下のように述べている。
「幸運に遭う人の多くは「惜福」の工夫のある人であって、
悲運の人のほとんどは、その工夫のない人である。
惜福とは、文字 . . . 本文を読む
新年あけまして、おめでとうございます。
2013年の幕が開けました。
本年もどうぞよろしくお願いします。
年始の今、ビジネスパーソンの多くが「気分一新がんばろう!」
と考えている。
ただ、99%の人は“仕事始め”になれば、
日常に埋没され、結局何も変わらない。
これが現実であろう。
大前研一氏の著書『時間とムダの科学』にこんな一節がある。
「人間が変わる方法は3つしかない。
. . . 本文を読む
今日は2012年のゴールの日。
あなたにとって、どんな一年でしたか?
まだ下がると思っていると、もう下がらないし、もうそろそろ上がるかと
思っていると、まだ上がらない。
そんな意味を持った、よく知られた相場の格言である。
いま世の中はとても暗い。
昨年末の日銀短観は6期ぶりに悪化し、景況感の先行きを「厳しい」とみる
企業は非常に多い。
報道では、私たちの頭上にこれから暗い闇がやっ . . . 本文を読む
今日28日で今年の仕事納めという会社が多いと思います。
ここ最近は、私たちのオフィス内でも顧問先のお客様からの電話が
ひっきりなしに鳴っていました。
スタッフの皆もその対応で大忙し。
しかし今日は皆さん、大掃除でお忙しかったのか、電話はあまり
鳴らなかったようです。
今日は東京株式市場も大納会。
★日経平均株価 1万395円
これは年初来の高値更新とのこと。
また、円相場も86 . . . 本文を読む
大企業という“大きな船”に乗って安心していたら、
リストラや倒産という形で強制的に船から下されて
しまう。
こんなことも当たり前の世の中になりました。
パーソナルレベルでみれば、大企業を辞めて痛切に
感じさせられるのは、
▼名刺の力
▼看板の力
これは決して自分の力ではない。所詮、会社の力。
別の言い方をすれば、大企業を辞めれば“ただの人”。
会社の看板の力を借りずに、
▼自分 . . . 本文を読む