平成25年度税制改正大綱において拡充された項目の一つに、
▼雇用促進税制
がある。
これは従業員を1人増やすと【税額控除】が受けられるメニュー。
具体的には【年間10%以上&2人以上】の従業員を増やした場合、
▼増員1人当り20万円の税額控除OK
という制度で、政府の雇用対策の一環として平成23年度の税制改正
にて導入された。
3人増えれば単純計算で60万円、5人増えれば100万円だ . . . 本文を読む
金融機関に融資を申し込む際、決算申告書一式以外に
決まって提出を求められる書類がある。
▼納税証明書 or 納付書控えコピー
納税証明書とは、確定申告書を提出した場合の納付税額や所得金額、
未納税額がないことなどを証明する書類。
所轄の税務署で交付を受ける。
「納税証明書」と一口に言っても、大きく分類して4種ある。
(1)納付税額等の証明
(2)所得金額の証明
(3)未納税額がないこ . . . 本文を読む
税金とかしこく付き合うツボは、うまくごまかそうと考える
のではなく、
▼税務署にプレゼン資料を作成するつもりで根拠資料を
整備し、正々堂々と「優遇税制」を通じ、100%
税効果チャンスを活かす
ということだ。
最も理想的な、不況期に最適な税効果メニューは【税額控除】。
税金を合法的に低く抑えようと思えば通常、経費を政策的に
多く使い、最終利益(課税所得)をかしこく減らす。
例えば . . . 本文を読む
私たち会計事務所の業界の超繁忙期がやってきた。
3月15日の所得税確定申告、3月決算法人の申告推進
など、【税】を意識する時期。
税務署というと、経営者の大半が嫌なイメージを持っている。
あるクライアントの社長は、
「俺は地震・雷・火事・親父より、税務署が怖い」
と言われたことも。
経営者に限らず、一般大衆の多くは税金は【死にガネ】
と考え、
「税金を少しでも安くしたい」
と思 . . . 本文を読む
経営の神様と言われた松下幸之助氏はかつて【ダム経営】という考え方
を提唱したことは有名な話である。
川にダムをつくり、水を貯め流量を安定させるがごとく、安定的な経営
を常に心がけるべし。
幸之助氏が中小企業の経営者向けの講演でこうお話したところ、参加者
から質問が出た。
「では、どうすればダム経営を実践できるのですか?」
すると、幸之助氏は、
「そんな方法は私も知りませんのや。
知りま . . . 本文を読む
中小企業を取り巻く経済トピックとして最近話題に
挙がっているのが、
▼中小企業金融円滑化法の今年3月の終了
中小企業金融円滑化法とは、資金繰りの苦しい中小企業
に対し、金融機関が元本返済の猶予などリスケジュール
を行う法律。
二度の延長を経て、今年3月末日をもってついに打ち切りと
なっている。
それを受け、世間で言われているのが、4月以降中小企業
の倒産が激増するのではないかということ . . . 本文を読む
経営者がお金の落とし穴にはまらないようにするために
知っておくべきなのは、
▼サンク・コスト(Sunk Cost=埋没費用)
これは、すでにコストを費やしてしまったが、回収が不可能に
なった資金のことをいう。
つまり、投資に失敗して取り返せないお金である。
有名なのは、超音速旅客機コンコルドの開発事例。
コンコルドとは鳥のくちばしのような尖端を持つ旅客機で、
英仏で共同開発され、最 . . . 本文を読む
先日発表になった「平成25年度税制改正大綱」にて、
平成27年1月1日より、
▼相続税の基礎控除4割カット
が明記されました。
相続大増税時代の本格到来。
ただそうはいっても、配偶者においては優遇枠がある。
★配偶者の税額軽減
「配偶者の税額軽減」とは、
被相続人の配偶者が遺産分割や遺贈により実際に取得した
正味の遺産額が、次の金額のどちらか多い金額までは、
配偶者に相続税はかか . . . 本文を読む
本日発売のプレジデント誌に私のインタビュー記事が
掲載されています。
日本生命のPR記事として、中小企業の事業承継に
おける【負の遺産】の危機管理について語っています。
掲載箇所は38ページ。
大手書店はもちろん、コンビニや駅の売店でも
お買い求めできます。
定価690円。
どうぞよろしくお願いします。
. . . 本文を読む
平成25年度税制改正大綱がついに発表。
例年なら12月中旬の発表ですが、
越年は細川政権以来19年ぶり。
まさに“激動”の今日を象徴するような流れが
税制改正のタイミングにも見られる。
「税は政なり。政は税なり。」
という言葉があるように、税制は現時点の政権の考え方
が色濃く反映される。
今年度の税制改正には、以下の2つの考えが反映。
▼所得格差の是正 … 「取れるところから取れ!」 . . . 本文を読む
先日、岐阜県の飛騨高山に遠征しました。
日本生命・岐阜支社主催の生前贈与対策のセミナー講師を
務めるためです。
飛騨高山といえば、江戸時代以来の城下町・商家町の姿が
保全され、日本の原風景を残す街として知られる。
フランスのミシェランの実用旅行ガイドでは、
★必見の観光地として3つ星マーク
関西や東京とは別世界の雪化粧。
そんな地域だからこそ、相続では【家督】の考え方が
根強い . . . 本文を読む
歴史の舞台に実際足を運んでみて再認識
させられるのは、
「百聞は一見に如かず」
はまさにその通りだなということ。
見ることにより感じる
というよりもむしろ、
見ることでしか感じられないものがある。
源平の藤戸の古戦場も「合戦図」を見るだけ
では感じられない、当時の武将のエネルギー
を身体で感じることができた。
過去の人物であれ、
歴史のゆかりの地を訪ね、
息吹を感じることで . . . 本文を読む
先日再び倉敷へ行きました。
先週、日本生命の講演で行ったところでしたが、
倉敷の親戚の叔父の訃報が入り、告別式に参列。
大腸がんの大手術を受け余命半年と言われながら、
六年も生き抜いた親戚の叔父に敬礼。
叔父のすごい生命力に敬意を表し、冥福を
お祈りました。
そして帰路の途中、JR倉敷駅から3キロほどの
藤戸に立ち寄り、佐々木盛綱の銅像へ。
佐々木盛綱とは、平安時代末期に活躍した源氏の . . . 本文を読む
先週末は昨年12月に亡くなった祖母の四十九日の法要で
岡山に帰省していました。
祖母の納骨に立ち会い、百歳の天寿に最敬礼。
「四十九日」といえば、
ビジネスアイデアも思い浮かんだら、49日以内に
プロットタイプ(試作品)にしなければならない
といわれる。
死者の霊は仏教では、亡くなった日から7週間(四十九日
間)はこの世とあの世をさまよっているとされる。
この期間は、死から新しい . . . 本文を読む
先日の倉敷でのセミナー開始前は美観地区内にある「星野仙一記念館」へ。
野球好きの人間なら、このチャンスを逃すわけにはいきません。
売店には星野さん語録のメッセージカードが多数販売。
その中で従業員へのお土産はこのカードを購入。
仕事始めのときに私が訓示として言ったのは、
★私を含め全員が変わろう!
大前研一氏の言葉を借りれば、人間が本当に変わる方法は3つしかない。
(イ)住む場 . . . 本文を読む