goo blog サービス終了のお知らせ 

ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

税務署がわからなくて自分だけがわかるのは本当に得なのか?

2013年02月04日 | 日記
私たち会計事務所の業界の超繁忙期がやってきた。

3月15日の所得税確定申告、3月決算法人の申告推進
など、【税】を意識する時期。

税務署というと、経営者の大半が嫌なイメージを持っている。

あるクライアントの社長は、

「俺は地震・雷・火事・親父より、税務署が怖い」

と言われたことも。



経営者に限らず、一般大衆の多くは税金は【死にガネ】
と考え、

「税金を少しでも安くしたい」

と思うものだ。

しかし、この仕事を長年やっていて思うのは、

▼税務署がわからなくて、自分だけがわかるような、
 都合の良い「ごまかす方法」はない

ということだ。



帳簿を見ていると、我々もごまかしの経費はピンとくる。

これは税務署も同じ。

帳簿上にきな臭い、独特の臭いがするのだ。


そして最も困った問題は、

▼記帳をごまかすと「これは一体どんな費用だったんだろう」と
 結局は自分まで混乱してしまう

ことだ。

経営の鉄則は、

▼会社の状態を正確に把握し、不採算のところは早急に改善し、
 良いところは伸ばす

ことである。



「脱税はいけない」

と倫理的なコンプライアンス上の話はもちろんあるが、

それよりも本質的に大切なのは、

税務署をごまかそうとするあまり、会社の実態がわからなくなり、
企業経営の根幹まで狂ってしまえば本末転倒である

ということ。

税金とかしこく付き合う術を身につけるべし。

今日も社長業を楽しみましょう。




最新の画像もっと見る