tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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月読神社・天津神社(京田辺市)に伝わる「大住隼人舞」

2020年07月19日 | 観光にまつわるエトセトラ
京田辺市(京都府)にお住まいのHさんから、「大住隼人舞(おおすみはやとまい)」のことを伺った。大住は「大隅」で、薩摩から移住してきた隼人が演じたという舞だ。京田辺市教育委員会のHPによると、
※トップ写真は同市観光協会のHPから拝借した

京田辺市の大住地区には、延喜式内社で旧村社の月読(つきよみ)神社と天津(あまつ)神社があり、毎年10月14日に「大住隼人舞」が奉納されます。飛鳥時代後期(7世紀)に南九州の大隅隼人が畿内の大住地域に移住し、朝廷で「風俗の歌舞」と呼ばれた隼人舞を演じたようです(『大住隼人舞の由来』)。昭和46年に、大住地区の人たちが中心となって、鹿児島県祁答院町(現薩摩川内市)の日枝神社に伝わる隼人舞をモデルに、断絶していた大住隼人舞を復元しました。

そして、昭和50年には市の市指定文化財に指定され、その翌年には大住隼人舞保存会が結成され、今日に至っています。大住隼人舞は、中学生男子による「お祓の舞」「神招の舞」「振剣の舞」「盾伏の舞」「弓の舞」「松明の舞」の6種に、小学生女子による「隼人おどり」を加えた7種からなります。このうち前6種は鹿児島の伝統に学んで演じられていますが、「隼人おどり」は大住地域で新たに生み出されたものです。


飛鳥時代に薩摩隼人が京田辺に移住したということだけでも驚きだが、当時の舞を復元して今も毎年演じられているとは!10月14日にはぜひ拝見したいものだ。Hさん、貴重な情報、ありがとうございました!
※末尾の画像は、こちら(PDF)から拝借した


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