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奈良県指定文化財の保存状態などを調査し、結果を公表!/奈良まほろばソムリエの会「保存継承グループ」

2022年04月27日 | 奈良にこだわる
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」保存継承グループ(担当=久門たつお理事)は昨日(2022.4.26)、奈良県庁内の文化・教育記者クラブで、県指定文化財の保存状態などを調査した結果を公表した。今朝の毎日新聞奈良版、奈良新聞などに紹介されている。調査結果は提言書として、奈良県文化・教育・くらし創造部長に提出し、実態調査や支援を要望した。毎日新聞の記事によると、
※トップ写真は昨日の記者会見の様子。同会の松森理事の撮影

県指定文化財の保存状態を調査 奈良ソムリエの会
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」(豊田敏雄理事長)は26日、県指定文化財の保存状態などを調査した結果を公表した。調査は2020年6月~21年10月、史跡54件▽名勝3件▽天然記念物55件▽有形民俗文化財18件の計130件で実施。会員が目視や関係者へ聞き取りをし、管理状況や説明板の有無などについて調べた。



石室内で崩落が起きていると見られる笛吹神社古墳(葛城市)。当日の配布資料より

葛城市の笛吹神社古墳(史跡)と平群町の宮山塚古墳(同)では、石室内で崩落が起きている可能性が判明。宇陀市の初生(はじょう)寺境内に自生するツルマンリョウ(天然記念物)が10年ほど前から見られなくなっているなど、貴重な植物の存続が危ぶまれる例が3件あった。説明板は10件で設置の確認ができなかった。2件で記載の誤り、3件が読みづらい状態になっていたという。

会のメンバーで調査を担当した久門たつおさんは「文化財を個人が所有している場合、予算の関係などで管理に手が回っていないケースがある」と指摘。結果や課題をまとめた提言書を県に提出し、行政による実態調査や支援を要望した。【塩路佳子】


当会では2019年に奈良県指定文化財対象の「災害対策等現況調査」の結果を公表し、要望書を提出したことがあるので、これが2回目となる。これら活動は当会ならでは特色ある社会貢献活動として、今後も継続していきたい。
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