tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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川上村の「朝拝式」、一般見学は「中止」です!(2022 Topic)

2022年01月14日 | お知らせ
川上村(奈良県吉野郡)の金剛寺では毎年2月5日、後南朝最後の皇子・自天王をしのび「朝拝式」(御朝拝)が挙行されてきたが、新型コロナウイルスの蔓延により、今年の一般見学は中止となったので、ご注意いただきたい。同村のHPには、
※写真はいずれも、2016年の朝拝式の様子



第565回朝拝式 一般見学中止のお知らせ
令和4年2月5日(土)挙行を予定しております「第565回朝拝式」は、新型コロナウイルス感染予防対策のため、式典規模を縮小して関係者のみで執り行います。つきましては、一般見学は中止とさせていただきます。何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。


これは残念なことだが、コロナなら致し方ない。後南朝については以前、奈良新聞の「明風清音」欄(2021.2.18付)で詳しく紹介したので、こちらをご参照いただきたい。

※2023.1.14追記 増田隆さんが昨日(1/13)Facebookにこのように書かれていましたので、追記いたします。
川上村の朝拝式が筋目のものから村のものとなったのは、長い歴史の中でいえば比較的最近のことだ。長禄二年に第一回朝拝式が御座磧で行われ、徳川幕府の政策によって寛永二年に三つに分かたれたものの、多くの筋目が第一回の形に戻そうと考え、行動を開始したのが昭和三十五年のこと。

ただ当時はまだ長老格の筋目が頑としてそれを受け入れることもなく、昭和三十九年に一旦保留解散となった。それから十数年の間何も行われていなかったわけではなく、水面下で協議が重ねられ昭和五十六年、まず四保と六保の間で合議が交わされて双方同意のもとにふたつの保の合同での朝拝式が行われた。

そのときの合議書がこれ(清書されたもの)。何度も推敲を重ねた原稿も拝見したが、なかなかに熱い思いの籠められた文章だ。翌年には残る七保も共同で開催され、さらに翌年ようやく三つの保がすべてひとつにまとめられて朝拝式保存会として動き出して今に至る。

コメント
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