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「ビジネスカジュアル」で、ラクラク出勤

2019年12月04日 | 環境問題
本年(2019年)11月28日付の日本経済新聞に《クールビズ「一律」見直し 環境省 期間や室温設定せず 衣料品業界は影響懸念》という記事が出ていた。全文は末尾に記載するが、要はこれまで「クールビズ」「ウォームビズ」について、実施期間や室温を一律に設定するのをやめ、自主運営に任せる、ということだ。
※トップ画像は、ユニクロのサイトから拝借した

これは良いことだろう。「クールビズ」も「ウォームビズ」も相当程度浸透し、また働き方も多様になっているので、一律の基準を設けて推進する段階は、すでに通り越していると感じる。

私の勤務先では、本部においては本年9月「服装の自由化の試行」(9/18~11/30)が期間限定で行われ、水曜日と金曜日はGパン、ポロシャツやスニーカーなどが認められた(男女とも)。さらに11月からは「男性行員の服装基準の見直し」(11/1~)が行われ、曜日に関わらず、本部においては「ビジネスカジュアル」可能、支店など営業店においては「スーツ着用・ノーネクタイ」となった(ただし女性行員は「制服着用」に戻った)。

Gパンやスニーカーでの通勤は、とても楽だったので、これが認められなくなったのは残念だ。ただ今も襟付きのシャツはOKだし(ポロシャツも)、綿パン・チノパンは可能なので、結構快適である(「ビジネスカジュアル」には細則がある)。

私は、背広型のジャケットに綿シャツ、綿パンはユニクロで調達した。靴は革靴になるが、底が柔らかくて歩きやすいものを履いている。「ビジネスカジュアル」になると服装センスが問われるのでやや気を使うが、慣れればパターン化できる。「タンスの肥やし」になっていたカジュアルシャツやズボンも活用できるので、経済的にも有難い。

私は2005年、勤務先でクールビズを始める時の担当者だったので、いろんな声を聞かされた(2003年に一部の職場で試行開始、2005年から全店展開)。「営業担当がネクタイなしで仕事ができるのか!?」「服装を自由化して荒れた中学校があったが、大丈夫か?」「近所の人に、失業したと誤解される!」などなど。

今となっては、すべて笑い種(ぐさ)である。来夏には、「スーパークールビズ」が解禁されることを期待している。さて、次は何を着ていこうかな…。

クールビズ「一律」見直し 環境省 期間や室温設定せず
衣料品業界は影響懸念(日本経済新聞 2019年11月28日付)

環境省は、環境対策として進めている「クールビズ」や「ウォームビズ」の実施期間や室温を一律に設定するのをやめる方針だ。取り組みが一定の程度で定着し、働き方も多様になっているため。環境省の業務効率化の一環で、名称はそのまま残して企業などが通年で自由に取り組むように切り替える。ただ、実施期間に合わせて商戦を展開する衣料品業界などからは「メリハリがつきにくくなる」などと影響を懸念する声も聞かれる。

温暖化対策として位置付けるクールビズ、ウォームビズは2005年に始まり、環境省の主導で普及した。夏場はオフィスや店舗などの冷房を抑えて室温を28度にし、ノーネクタイなどの軽装を推奨する。冬場は暖房時の室温を20度にするよう呼び掛けてきた。

環境省は取り組みへの関与の見直しを業界団体に伝え始めた。近く、正式に発表する見通しだ。クールビズと同じように「月間」を設けているキャンペーンなどについて、環境省が主導するものを現在の約20から4分の1程度に絞り込む。優先すべき業務に人材を振り向け、メリハリの利いた環境対策を進める。

一部の業界団体は「国のPRを契機に軽装を実施する企業もある。明確な期間設定があった方がいい」と指摘する。ただ、通年で自由な服装を認める職場も出始めており、全国一律での活動は時代にそぐわないと判断した。実際、企業によっては環境省の設定と異なる期間を自ら定め、取り組む事例も出ている。

この問題を巡っては、小泉進次郎環境相が11月1日の記者会見で、業務の効率向上を目指すなかで、クールビズなど国が旗振り役となるキャンペーンのあり方を見直す方針を明らかにしていた。






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