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企画展「ウチの土器、ヨソの土器~古墳時代前期の外来系土器~」/桜井市立埋蔵文化財センターで4月15日まで!(2018 Topic)

2018年01月26日 | お知らせ
大神神社の大鳥居の前にある「桜井市立埋蔵文化財センター」(桜井市芝58番地の2)で、「ウチの土器、ヨソの土器」という外来系土器の展示が行われている。産経新聞奈良版(1/23付)「奈良・纒向遺跡の土器展示 北陸、山陰、四国の人的交流裏付け」によると、

纒向(まきむく)遺跡(奈良県桜井市)で出土した古墳時代前期の外来系土器などを集めた企画展「ウチの土器、ヨソの土器」が、4月15日まで同市立埋蔵文化財センターで開かれている。古墳時代前期は、初期ヤマト政権の首都とされ、邪馬台国の有力候補地である纒向遺跡が栄えた時期で、遺跡からは多くの外来系土器が出土している。

展示されているのは、北陸▽東海▽河内▽吉備▽山陰▽四国-などで作られた土器。土器の出土から各地域との人的な交流が裏付けられ、纒向遺跡が当時、国内の中心地だったことをうかがわせる。東海系の土器では、パレス式壺やS字状口縁台付甕(こうえんだいつきかめ)を展示。パレス式壺は弥生時代後期から古墳時代前期に濃尾平野を中心に使用され、赤色顔料による彩色と繊細な文様が特徴。

東海地域には邪馬台国と対立した狗奴国(くなこく)があったとされ、当時の情勢を考察する上でも興味深い。このほか、朝鮮半島で作られた韓式系土器や、奈良盆地でつくられた庄内式土器の甕なども展示されている。問い合わせは同センター(電話0744・42・6005)


桜井市立埋蔵文化財センターの公式HPに、開館時間や入館料などの情報が出ている。

◇開催期間◇ 平成29年12月6日(水)~平成30年4月15日(日)
◇開館時間◇ 9:00~16:30(入館は16:00まで)
◇入 館 料◇ 一 般 (団体):200円(150円)、小・中学生(団体):100円 (50円)
       ※団体は20名以上
◇会  場◇ 桜井市立埋蔵文化財センター展示収蔵室
◇休 館 日◇ 毎週月・火曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日、年末年始(12月28日~1月4日)


外来系土器がたくさん出土していることから纒向遺跡は邪馬台国の有力候補地とされているので、今回の展示は、とても意義のあることなのだ。ぜひ、桜井市立埋蔵文化財センターに足をお運びください!



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