tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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白毫寺のえんまもうで/地獄の休日(1月16日)に催行!(毎日新聞「ディスカバー!奈良」第49回)

2018年01月22日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「ディスカバー!奈良」を連載している。年明け第1弾は「休みの閻魔(えんま)に願う 奈良市の白毫寺(びゃくごうじ)」(1月11日付)、執筆されたのは楠田英雄さんである。

楠田さんは宇陀市のご出身・在住で、奈良近鉄タクシーのドライバーである。その機動力を活かし、いつも県下各地の興味深いお話を、ご自身のブログやFacebookにアップされている。では全文を紹介する。
※トップ写真は、閻魔王座像が安置される白毫寺の宝蔵


えんまもうでの案内板

休みの閻魔に願う 奈良市の白毫寺
奈良市の高円山のふもとにある白毫寺で、1月16日に「えんまもうで」が行われます。まるで閻魔(えんま)様から裁きを受けるような怖い感じがしますが、もちろんそんな怖い行事ではありません。

実は1月16日と7月16日は閻魔様のいる地獄が「休日」になる日で、この日ばかりは罪人を痛めつける獄卒も仕事を休み、釜もふたが開き、平穏な時間が流れるそうです。また、閻魔様は、日本においてはお地蔵さまと同一で、ありがたいお方でもあると信仰され、休暇中に無病息災と長寿を願うのが「えんまもうで」と呼ばれる行事なのです。

この日、白毫寺では宝蔵に安置される鎌倉時代の重要文化財「閻魔王坐像(ざぞう)」を前に祈とうが行われ、甘酒の振る舞いや福引もあり、境内はにぎわいます。

■メモ 市内循環バス「高畑町」下車徒歩約20分(奈良まほろばソムリエの会 楠田英雄)。


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