tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

クラブツーリズム奈良/ヤマトロジー講座「南朝・後南朝」 6月25日(土)開催!(2016 Topic)

2016年06月18日 | 奈良にこだわる
毎月第4土曜日(13:00~14:30)に開催している「まほろばソムリエのヤマトロジー講座」、6月は「入門!南朝・後南朝とその史跡」、講師はNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」の前川光正さんである。
※トップ写真は前川講師。クラブツーリズム奈良旅行センターで撮影(2015.9.6)

開催場所は、近鉄奈良駅ビル5階の「クラブツーリズム奈良旅行センター」、参加費は1,200円である。肩のこらない歴史の話だ。まだ残席があるので、ぜひお申し込みいただきたい(お申し込みは、こちら)。同センターのHPによると、

■6月 「入門!南朝・後南朝とその史跡」
「歌書よりも軍書に悲し吉野山」(各務支考)。 吉野に本拠が置かれ、『太平記』にも登場する南朝、その後、南朝再興を図ろうとした後南朝。秘められた哀史とその史跡をやさしく紹介いたします。


『太平記』とは《南北朝の動乱を描く軍記物語。40巻。小島法師〔?-1374〕が作者の一人。南北朝時代から数回にわたって書きつがれ,1370年代に現在の形になったと考えられる。北条高時の失政,後醍醐天皇の北条氏討伐計画に始まり,建武新政の完成と崩壊,足利尊氏の謀叛(むほん)を経て南北両朝の対立に至る50数年間の動乱を描く》(百科事典マイペディア)。

『太平記』は1991年(平成3年)、NHKの大河ドラマになった。吉川英治の『私本太平記』が原作で主人公が足利尊氏(真田広之)だったので尊氏を中心とした描き方になっていて、後醍醐天皇(片岡孝夫)があまり登場しなくて残念だった。楠木正成も武田鉄矢で、これはちょっと軽すぎた。北条高時のバカ殿さまぶりは、片岡鶴太郎が好演していた。今の『真田丸』とは違って堅苦しいドラマだったが、平均視聴率は26.0%、最高視聴率は34.6%(関東地区)と、今では考えられない数字だった。

後南朝の話はあまり知られていない。谷崎潤一郎の『吉野葛』や白洲正子の『かくれ里』に登場する程度だが、ここにも悲しい歴史がある。これらを講師の前川ソムリエがどのように料理するか、これは見ものである。おそらくお得意のダジャレも連発されることだろう。

この写真は奈良文化女子短期大学で6/11に撮影

なお、7月以降の予定は以下の通りである(お申し込みは、こちら)。私も10月に『真田丸』をやる。「まほろばソムリエのヤマトロジー講座」を、ぜひよろしく!

■7月 「棚田嘉十郎と平城宮跡保存運動」講師 池川愼一
平城宮跡保存の功績者とされる棚田嘉十郎(たなだ・かじゅうろう)。彼が宮跡保存運動に関わった動機は何か?なぜ彼の行動が保存につながったのか? そして悲劇的な自刃の真相は?当時の資料を読み解きながら、これらを探ります。

■8月 「長谷寺と初瀬郷を訪ねる」講師 雑賀耕三郎
「長谷寺式」といわれる十一面観音の魅力を考えます。そして、たび重なる焼失にも関わらず、不屈に再建を重ねた長谷寺の歴史を語ります。初瀬郷の祭りや風習を解説しながら、長谷寺と初瀬郷との温かい「ふれあい」を紹介いたします。

■9月 「解明!称徳天皇と百万塔陀羅尼(だらに)の謎」講師 徳南毅一
奈良時代に2度、皇位についた女帝の波瀾万丈の生涯とその功績を紹介します。称徳天皇は聖武天皇の娘として奈良に仏教王土を築き、素晴らしい文化遺産を残しました。現存する世界最古の印刷物「百万塔陀羅尼」の謎を解明します。

■10月 「風雲! 真田丸」講師 鉄田憲男
「真田丸」は、NHK大河ドラマで人気沸騰中です。信州から関ヶ原、そして紀州・九度山(くどやま)へ。信繁(幸村)は、ここから大坂の陣に出陣します。真田三代の活躍、奈良とのゆかり、そしてドラマの行方について、九度山町出身の講師が存分に語ります!
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