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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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あなたの知らない奈良県の歴史(洋泉社 歴史新書)

2014年09月09日 | ブック・レビュー
 あなたの知らない奈良県の歴史 (歴史新書)
 山本博文 監修
 洋泉社

近鉄奈良駅前の啓林堂書店奈良店にふらりと入ると、洋泉社・歴史新書の『あなたの知らない奈良県の歴史』(税込み1,004円)がたくさん平積みしてあった。ぱらぱらとめくってみると、これは面白い。すぐさまレジに走った。同店サイトの「奈良の書籍」に、詳しい情報が出ている。

古代から近代まで、奈良県の通史を分かりやすく解説。歴史の流れと、歴史上の人物、歴史的な大事件が「手軽」に分かる。伝説に包まれた「聖徳太子」は実在したのか? 伝説化された剣豪「柳生十兵衛」の実像とは? 郷土の歴史はこれでスッキリ!

<目次>
第1章 奈良県の古代
(大神神社は「日本最古」の神社か? 纒向遺跡は卑弥呼がいた「邪馬台国」なのか? ほか)
第2章 奈良県の鎌倉・室町時代
(平重衡はなぜ東大寺の大仏を焼いたのか?  都落ちした源義経はどうして「吉野」へ逃れたのか? ほか)
第3章 奈良県の戦国時代
(戦国時代の県域にはどんな国人領主がいた?  戦国時代の奈良盆地につくられた「環濠集落」とは? ほか)
第4章 奈良県の江戸時代
(織田信長実弟で茶人の有楽斎が所領を三分して立てた藩とは?  幕府の地方行政機関「奈良奉行」はどのように成立した? ほか)
第5章 奈良県の近代
(奈良県令・四条隆平の「廃仏毀釈」とは?  奈良県はどうやって成立した? ほか)

■出版年月/2014年9月
■ジャンル/歴史、雑学、教養
■監修/山本博文
■出版社/洋泉社
■税込価格/1,004円
■サイズ/189P 18cm


 奈良「地理・地名・地図」の謎 (じっぴコンパクト新書)
 NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」監修
 実業之日本社

以前、当ブログで紹介した実業之日本社『奈良「地理・地名・地図」の謎』822円(NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」監修)は「地理」という視点から「奈良の謎」を解き明かした本だったが、こちらは「歴史」という切り口から、あまり知られていない謎を紹介している。分野が違うので、2冊買っても重複はほとんどない。見開き2ページ完結で、70もの「謎」が解明されている。「奈良まほろばソムリエ検定」受験者にとっても、格好の参考書になる。

歴史の勉強はとても面白いもので、少し勉強すると「芋づる式」にいろんなことが分かり、有機的につながってくる。それらを頭に入れて現地を訪ねると、今まで見えていなかったものが見えてきて、また学びたくなる。『奈良「地理・地名・地図」の謎』ともども、『あなたの知らない奈良県の歴史』をお読み下さい!
コメント (4)
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