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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

万博も開幕し、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

新家 長福寺の八重桜

2008年04月21日 | 写真
「新家 長福寺」(しんけ・ちょうふくじ)は、「桜御坊」の別名もある八重桜の名所である(奈良県北葛城郡広陵町三吉357。「新家」は小字名)。
http://hmj.pref.nara.jp/disp.php?cno=2&tbno=0&dno=158&kmode=

毎年、ソメイヨシノが散った後で見頃を迎える。この日(4/20)、境内は満開の桜であふれていた。まさに桜の園で、あまりにも見事な咲きっぷりだったので、花に酔ってしまいそうだった。

桜には「松月」(15本)「関山」(27本)「御衣黄」(2本)などの優雅な名前がついていて、造幣局の「桜の通り抜け」を連想させる。花見の宴をする人も多く、境内には琴の調べが流れていた。八重桜のほか、チューリップが見頃を迎え、フジもボタン(200株)も咲き始めていた。

このお寺には昔から桜が多かったが、戦後は廃れていた。それを復活させようと1969(昭和44)年、檀家の方が立ち上がり、八重桜の苗木を70本植え、丹誠こめて育てられたという。しかし1998(平成10)年の台風で、半数が倒木。再び熱心な檀家の方が動き、桜守(さくらもり)佐野藤右衛門氏が復興に協力された。佐野氏は、30本の八重桜の苗木も分けて下さったそうだ。それで今は、ご覧の通り見事に復活を遂げられた。

ガイドブックなどには、あまり載っていないお寺だ。間違いなく、桜の穴場名所である。場所は竹取公園・町立図書館の東側すぐの所だ。八重桜はすぐには散らないので、今週一杯は満開の桜を楽しめるだろう。ぜひ、お訪ねいただきたい。
(車の場合、竹取公園の第2駐車場利用を=500円)
http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/leisure/sakura/29/50466.html
コメント (14)
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