昨日(4/12)、大阪市立住まい情報センター(大阪市北区天神橋6丁目)で、近畿建築士協議会・青年部会主催の「第15回 近畿あーきてくと 地域実践活動発表会」が行われた(13:00~17:00)。テーマは「とどけ!まちのチカラ」だ。
若手の建築士(アーキテクト:Architect)さんたちの勉強会・情報交換会で、「まちづくり」「環境保全」「教育」「健康」「地域の活性化」などをテーマに毎年開かれている。近畿2府4県から、1人ずつの発表(各20分+質疑応答)があった後、発表者による1時間のパネルディスカッションが行われる。
今回、どういうわけか、奈良県からの発表者に私をご指名いただいた。「奈良検定の紹介と、要点整理を制作・公開された経緯を」とのことで、検定の主催団体(奈良商工会議所)も承諾済だという。「20分程度の話なら、PowerPointで説明すればあっという間だろう」と考えて、お引き受けした。
当日の会場には、100人を超える建築士さんをはじめ来賓・ゲストが来られていた。私以外の発表者は、建築士さんと大学の先生というプロばかりだった。他各府県の発表を会場で聞かせていただいたが、とても勉強になった。CGやPowerPointを駆使した「見せ方」もお上手で、3時間があっという間だった。
学校林や製材所の見学と間伐材を使った木工体験(滋賀)、CGを駆使した3次元地図の制作(京都)、楽しみながら参加できる防災キャンペーン(大阪)、学校林の木を使ったカヌーの制作(兵庫)、高野口小学校(木造)改修運動の経緯(和歌山)などだが、以下のサイトにこれらテーマと発表者名が掲載されている。なお冒頭の写真は、滋賀県の建築士・松宮貢さんの発表風景だ。
http://www.kinkensei.com/
印象深かったのが、高野口小学校(和歌山県橋本市)の改修の話だ。私の生まれ故郷の隣町で、実家からも近い。卒業生には友人も多い。
http://sano567.web.infoseek.co.jp/WAKAYAMARETORO/jidaijyun/jidaijyundata/kouyagutisyou.htm
NHKの「芋たこなんきん」のロケ地にもなった伝統ある建物だが、改修を巡り、賛成・反対を交えてこんな動きがあったとは知らなかった。
※発表者・平田さん(和歌山大学助手)が所属するNPOのサイト。
http://archi.sys.wakayama-u.ac.jp/~ecsc/wordpress/?cat=3
私の発表は、ひととおりの検定の紹介とブログのPR程度だったが、遷都1300年祭のくだりで例のマスコットキャラクターをスクリーンに写すと、笑いと拍手が巻き起こった。別にウケを狙ったわけではなかったのだが、ワイドショーなどのせいで、すでに彼は有名人だった。おかげで以後の話は極めてスムーズに進んだ。
発表の後はパネルディスカッションだった。藤田忍氏(大阪市立大学 大学院教授)の司会で、発表者の苦労話などが紹介された。「NPOに対するリスペクトがない」(評価が低くボランティア扱いされる)という切実な声も出ていた。
パネルディスカッションの後では表彰式があり、各発表者に対し「表彰状」(あなたが取り組んでおられる地域実践活動に敬意を表し その貢献をここに賞します)まで授与していただいた。とても光栄なことである。
午後5時過ぎに昼の部が終わると、場所を東急インに移して交流パーティーが開かれた。奈良県下の建築士さんたちといろんなお話ができ、また桂出丸さん(ざこば師匠のお弟子・米朝一門)の落語も聞かせていただいた。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/3d/8f1ed4e6dc5aaa4e6d7e63b1540fffae.jpg
「地域おこし」に対し、こんなに熱心な若手建築士さんがいるとは、ついぞ知らなかった。地域貢献は、地元企業だけのテーマではなかったのだ。
実際の地域おこしの場で、建築士さんの協力が得られれば、とても有り難い。特に奈良では、街並み景観の保全とか町屋の改修など、専門家のアドバイスの必要なシーンは多い。これからは、地元の若い建築士さんに時々相談して教えを請うことにしたい。
末筆ながら、今回の発表について、話の組み立てから連絡・PowerPointの動作確認まで、稲原泰裕さん(奈良県建築士会・青年委員会委員)には大変ご尽力いただき、本当に助かりました。また主催者の鎌江良英さん(近畿建築士協議会・青年部会長)はじめ関係者の皆さん、貴重な機会を与えていただき、有難うございました。
若手の建築士(アーキテクト:Architect)さんたちの勉強会・情報交換会で、「まちづくり」「環境保全」「教育」「健康」「地域の活性化」などをテーマに毎年開かれている。近畿2府4県から、1人ずつの発表(各20分+質疑応答)があった後、発表者による1時間のパネルディスカッションが行われる。
今回、どういうわけか、奈良県からの発表者に私をご指名いただいた。「奈良検定の紹介と、要点整理を制作・公開された経緯を」とのことで、検定の主催団体(奈良商工会議所)も承諾済だという。「20分程度の話なら、PowerPointで説明すればあっという間だろう」と考えて、お引き受けした。
当日の会場には、100人を超える建築士さんをはじめ来賓・ゲストが来られていた。私以外の発表者は、建築士さんと大学の先生というプロばかりだった。他各府県の発表を会場で聞かせていただいたが、とても勉強になった。CGやPowerPointを駆使した「見せ方」もお上手で、3時間があっという間だった。
学校林や製材所の見学と間伐材を使った木工体験(滋賀)、CGを駆使した3次元地図の制作(京都)、楽しみながら参加できる防災キャンペーン(大阪)、学校林の木を使ったカヌーの制作(兵庫)、高野口小学校(木造)改修運動の経緯(和歌山)などだが、以下のサイトにこれらテーマと発表者名が掲載されている。なお冒頭の写真は、滋賀県の建築士・松宮貢さんの発表風景だ。
http://www.kinkensei.com/
印象深かったのが、高野口小学校(和歌山県橋本市)の改修の話だ。私の生まれ故郷の隣町で、実家からも近い。卒業生には友人も多い。
http://sano567.web.infoseek.co.jp/WAKAYAMARETORO/jidaijyun/jidaijyundata/kouyagutisyou.htm
NHKの「芋たこなんきん」のロケ地にもなった伝統ある建物だが、改修を巡り、賛成・反対を交えてこんな動きがあったとは知らなかった。
※発表者・平田さん(和歌山大学助手)が所属するNPOのサイト。
http://archi.sys.wakayama-u.ac.jp/~ecsc/wordpress/?cat=3
私の発表は、ひととおりの検定の紹介とブログのPR程度だったが、遷都1300年祭のくだりで例のマスコットキャラクターをスクリーンに写すと、笑いと拍手が巻き起こった。別にウケを狙ったわけではなかったのだが、ワイドショーなどのせいで、すでに彼は有名人だった。おかげで以後の話は極めてスムーズに進んだ。
発表の後はパネルディスカッションだった。藤田忍氏(大阪市立大学 大学院教授)の司会で、発表者の苦労話などが紹介された。「NPOに対するリスペクトがない」(評価が低くボランティア扱いされる)という切実な声も出ていた。
パネルディスカッションの後では表彰式があり、各発表者に対し「表彰状」(あなたが取り組んでおられる地域実践活動に敬意を表し その貢献をここに賞します)まで授与していただいた。とても光栄なことである。
午後5時過ぎに昼の部が終わると、場所を東急インに移して交流パーティーが開かれた。奈良県下の建築士さんたちといろんなお話ができ、また桂出丸さん(ざこば師匠のお弟子・米朝一門)の落語も聞かせていただいた。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/3d/8f1ed4e6dc5aaa4e6d7e63b1540fffae.jpg
「地域おこし」に対し、こんなに熱心な若手建築士さんがいるとは、ついぞ知らなかった。地域貢献は、地元企業だけのテーマではなかったのだ。
実際の地域おこしの場で、建築士さんの協力が得られれば、とても有り難い。特に奈良では、街並み景観の保全とか町屋の改修など、専門家のアドバイスの必要なシーンは多い。これからは、地元の若い建築士さんに時々相談して教えを請うことにしたい。
末筆ながら、今回の発表について、話の組み立てから連絡・PowerPointの動作確認まで、稲原泰裕さん(奈良県建築士会・青年委員会委員)には大変ご尽力いただき、本当に助かりました。また主催者の鎌江良英さん(近畿建築士協議会・青年部会長)はじめ関係者の皆さん、貴重な機会を与えていただき、有難うございました。