'14-03-09投稿、追加・修正
既報鶏卵物価の上昇に係る記載を調べました。(2013-12-22)にて、「物価の優等生」とも呼ばれる鶏卵の卸売価格が高騰について調べましたが、
鳥インフルエンザの影響が広がった2005年以来の高値」(農林水産省)という。
鳥インフル騒動の煽りならまだしも、それを通り越した異常な価格上昇!
鶏卵価格が安定していることが庶民にとって重要なことですが、農水省は鶏卵価格の下がりすぎを防ぐため、養鶏農家が卵を産まなくなった鶏を入れ替える際、鶏舎の稼働を60日以上見合わせれば奨励金を交付する制度で価格を調整しているという。
猛暑、旱魃など異状気象、鳥インフルなど食料自給率を阻害する要因で生活必需物価高をこれ以上促進させないように!と着目していましたが、
グラフで見る -JA全農たまご株式会社-
鶏卵価格(>>詳しくは)をみるまでもなく、実感としてわかることですが、高止まりながら少し下がったのか思っていましたが、また上昇しているようです。
朝日新聞DIGITAL
2014年3月6日 05時00分
卵高値、いつまで 1パック約20円高く 猛暑でニワトリ減・エサ代高騰http://www.asahi.com/articles/DA3S11013743.html
「卵の値段が上がり続けている。昨年夏の猛暑で卵を産むニワトリの数が減り、スーパーなどの通常価格が1パックにつき20円ほど高くなった。値下がりの見通しが立たないまま、4月から消費増税が加わる。・・・」という。
生活しにくい時代になります。
既報今年も中国、韓国で鳥インフルエンザが流行 人から人への感染の可能性もあるという。(2014-01-22)に記載しましたように、その煽りでも受けているのだろうか?
卵の自給率を調べてみました。
ウィキペディア
食料自給率
http://ja.wikipedia.org/wiki/
%E9%A3%9F%E6%96%99%E8%87%AA%E7%B5%A6%E7%8E%87
(一部抽出しました。)
「日本の食料自給率
日本の食糧自給率は、カロリーベース総合食料自給率で39%(2010年度)、生産額ベース総合食料自給率では69%となっている。[7]
農林水産省の試算では日本の2010年の品目別自給率は[8]
- 穀類 27%、(内訳:食用穀物 59%、粗粒穀物 1%)
- いも類 75%
- 豆類 8%
- 野菜類 81%
- 果実類 38%
- 肉類 56% (飼料作物の自給率は約25%である[9]。)
- 卵類 96% (同上。)
- 牛乳・乳製品 67% (同上。)
- 魚介類 54%
- 砂糖類 26%
- 油脂類 13%
2010年度の米、麦、とうもろこし等の穀類の日本国内の総需要(仕向量)は、3476万トンで国内生産は932万トン(総需要の27%)であった。総需要 3476万トンの内訳は飼料用1516万トン(44%)、加工用514万トン(15%)、純食料1196万トン(34%)となっている[10]。・・・」という。
餌代が高くなったと思われますが、既報【追加・再掲】 北半球における温暖・寒冷化現象に影響する要因に係る雑感、空気汚染より深刻な中国の“水”問題の現状とその対策に係る情報の紹介で記載しました世界各地の異状気象による水不足、水の汚染影響で輸入価格が高騰したことが推察されます。
鶏卵価格の高騰については、異常気象などによる食糧価格の高騰の実態を映す鏡と想われ、今後この推移に注目したいと想っています。
参考情報:
食料自給率
(google画像検索から引用)
それにしても、わが国の食糧自給率の低さに先が思い遣られます。
関連投稿:
【追加・再掲】 水はどのように変化して地球温暖/寒冷現象に影響しているのか?に係る情報(2014-03-01)