FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

ポンド・円の見通しについて。

2011-09-29 06:00:00 | 日記
国慶節迄あと2日となりました。 仕事による疲労もピークにさしかかり、疲労を抱えたまま休暇に突入しそうです。 国家の規定では1週間の休みですが、会社は未だ繁忙期が続いているため3日間の休みしかありません。 旅行することも出来ず、上海市内を歩き回ろうかと思っていますが、地下鉄の事故も有り躊躇しているところです。

今朝はトリシェECB総裁の昨日の発言を検証してみたいと思います。
>ユーロ圏の財政は、米国や日本よりも健全である。
>欧州の銀行には資本増強が必要。
>現在はユーロ圏各国の政府が効果的に行動すべき時期。
>政策金利については、事前にコミットしない。

ユーロ圏の財政が米国や日本より健全だとの認識は、ユーロ圏全体の財政収支のGDP比などの指標を指しての発言だと思われます。 確かに数字上はその通りですが、ギリシャの債務再編不可避の国とその予備軍が控えている現状に鑑みると本当かと問いただしたくなります。 ギリシャ支援には1100億ユーロが必要であり、差し迫って80億ユーロの資金手当てをめぐって二転三転している現状を読者の皆様はどのようにお考えでしょうか。 

<ポンド・円の見通し>
欧州の債務問題によってリスクに対する懸念が強い上、英国についても追加の量的緩和観測がある中、中期的なトレンドが上昇転換する公算は小さいですが、昨日の上昇によって目先はもう一段上昇する可能性も浮上してきています。 次の上値目途は20日移動平均線121.38となりそうです。

昨日の東京市場中は上値が重い様子も見受けられますが、それまでの上値抵抗線だった119.20付近で下げ止まれば、上昇基調維持と考えて良いでしょう。 ただ、このラインを割り込んでしまうと117.20付近を目途に下げる可能性も出てきます。


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