TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

安満岳(長崎県平戸)

2022年12月24日 | 山(県内)

安満岳(534m)は長崎県北部の平戸にある山で、春日集落の人たちが信仰の山として崇めた山です。安満岳はキリスト教が伝わる以前から山岳仏教信仰の山でしたが、禁教時代もキリスト教と併せて拝まれた山だそうで、2018年に潜伏キリシタン関連の世界遺産に登録されました。


写真下に「平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)」とあります。





春日集落


棚田の脇に、安満岳への道があります。


その説明板


春日集落から登った方が山のよさがわかるのでしょうが、説明板の「道路整備により、現在はその中腹まで車で移動できるようになりました」にしたがい、車で登山口に向かいました。


登山口駐車場


駐車場奥に何やら軽トラが集結、近くで工事?

トイレ


現在地



登り始めてすぐのところ


石の門柱らしきものにカバーがしてありました。
傷つけないようにかな?

鳥居に到着


鳥居の横に、昭和44年の長崎国体「炬火採火の地」の石碑が建っていました。

ここからの道は昔の面影をとどめていました。







歴史を感じさせる石の道


苔むした参道が続きます。
信仰の道です。



再び鳥居、白山比賣(白山姫)神社です。


シートに覆われ何やら工事中のようです。

かろうじてバランスを保っている石灯篭


ロープで補強(吊っている?)鳥居


社が工事中でした。(白山比賣神社は718年創建)


境内には、春日集落の潜伏キリシタンが「キリシタン祠」と呼んでいた石碑があります。

 

この境内の裏が山頂で、一気に視界が開けます。





橋の向こうに見えるのが生月島です。

そして春日集落の棚田も見えています。


南に目をやると


屏風山、その奥に志々伎山が見えています。



なお、この山頂は春日集落側は断崖になっていますので、春日集落からはぐるっと巻いて登ることになります。

山頂からの展望を満喫し帰路につきます。



社の工事のために道ができていました。


資材を運ぶための道みたいですが、試しにこの道を帰ることにしました。


石の参道と比べたらはるかに歩きやすいのですが味気ない道です。

YAMAPに軌跡が残っています。


右上が石の参道で、左下が新しい道です。




駐車場に到着


車が増えていました。
タクシーは山頂で一緒になった人が待たせているもので、沖縄から来たとのことでした。
来た時にも止っていた奥の方の軽トラは、社の工事をする人たちのでした。

ここの駐車場からは往復で2.3㎞、標高差160mと手軽に登れました。
機会があれば春日集落から標高差500mを、信仰の歴史を感じながら登ってみたいと思っています。

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