TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

「旅と野宿は男の至福」 -屋久島サバイバル編-

2014年09月22日 | SUWV
「旅と野宿は男の至福」 (雑誌「風まかせ」の表紙に書かれていたキャッチコピーより)

「野宿」と同じくらいに憧れたのが「サバイバル」でした。サバイバルも男のロマンです。小学生の頃読んだ「ロビンソン・クルーソ-」や当時のアニメ「冒険ガボテン島」の影響も大きかったのだと思います。そのサバイバルに、大学2年生の春、屋久島で挑戦しました。

せっかくの屋久島ですので、合宿の前半は普通に屋久杉を見て、宮之浦岳や永田岳に登りました。










登山は、暴風雨に見舞われるなどいろいろとありましたが、下山してからが目的であったサバイバルの始まりです。

まず、残った食料を処分しました。(腹を空かして、後で後悔…)


ブス、ガソリンは使わないのでしまいました。


サバイバルに向いた土地を探し、島の中を移動しているところです。


これは、大川の滝ですが、そこから海岸に出たところにいいところを見つけました。いよいよサバイバルの始まりです。


海岸に、シートと流木で家を作りました。


次に、食料探しです。野生のバナナを見つけましたが…


これは青くてお腹をこわしそうだったので、パスしました。山の幸としては、ツワブキがいっぱいありました。海の幸も豊富でした。魚こそ釣れませんでしたが、トコブシ、ミナ、カメノテ、ウニなど。


食事を作っているところです。


トコブシなど新鮮な海の食材はとても美味しかったです。


夕日が海に沈み… 


潮騒の中、焚き火を囲み、酒を飲みながら語り合いました。




この時の合宿のことを、私は、部誌「木霊」に次のように寄稿していました。
(「木霊」第八号 「嗚呼!屋久島サバイバルパート」より)

「汀のさざ波、寄せる波。星空の下パチパチと燃える焚き火を囲んで、ワンゲルを、人生を語ればいつしか夜も更けた。河原で星を数えながら眠りにつく。枕元を流れる清流の音でか、潮騒でか、何度も目を覚ました。その度に星座の配置が変わっているのだ。西の空のオリオンを見つけては安心し、またまどろむ。」 -以下略- 

  
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