天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

食事の言葉

2010-02-14 19:11:57 | 仏教
毎週日曜日の朝七時からは日曜礼拝があります。
本日の担当は住職。
ご和讃は正像末和讃、御文章は機法一体章でした。

引き続き、みんなでふれあい農園へ。
今年の春から何を植えようか、
もうそろそろ植え始めようかと思案中です。

午後からは、最後の千葉組連続研修会がH寺で開かれました。


(第一回連研の様子)

連続研修会には、講義の直前に仏事一口メモのコーナーがあり、私が担当。
今回のテーマは、改訂された「食事のことば」について。



「食事のことば」とは何を意味しているか?
一般的には、手を合わせて「いただきます」「ごちそうさま」。
現在は、この言葉さえ使われなくなっているという。
その理由として、
「お金を支払ったからいただきますと言う必要がない」
「いただきますは宗教用語?」
さまざまな意見がありますが。

浄土真宗の食事の言葉は、
[食前のことば]
多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このご馳走を恵まれました。深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。
[食後のことば]
尊いおめぐみをおいしくいただき、ますます御恩報謝につとめます。おかげで、ごちそうさまでした。

手を合わせ合掌の後に、この言葉唱和します。

食事の言葉が語りかけるもの。
それは、私たちの命は多くの動植物の命の犠牲の上に成り立っており、その多くの尊い命によって、今の自分が支えられていることを教えてくれます。。
食卓に並んでいる食事は、ただ栄養を補給するだけではなく、そこまでに至るまで大きなおかげとめぐみがある。そこに目を向けた時に、今まで見えなかった本当の価値が見えてくる。本当の人間力が養われていくのではないか。それは自らのいのちを尊く感じる心であり、他者のいのちを大切に思う心である。
京都本願寺HP食事のことばの解説参照

この度のご縁に、本願寺から発行されているパンフ(上の写真)と伝道資料センター出版卓上型「食事の言葉」をお配りさせていただきました。
ぜひ、改訂された「食事の言葉」を依用し、自らのいのちをみつけるきっかけにしてほしいと思います。


そして、今回の講師はS寺のB先生。
「開かれたお寺」というテーマでお話を頂きました。

本日で、連続研修会は最終回を迎えます。
あとは卒業式を残すのみ。あっという間の2年間でした。
天真寺から参加されているNさん、Iさん、Tさんお疲れ様でした。
また、Tさんはドライバーとして皆さんをお送り下さり、本当にいつも有難うございます。

(龍)