天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

「十二夜」

2007-07-09 23:25:21 | 日々
久しぶりに歌舞伎を観ました。
演目は2年ぶりに再演の「NINAGAWA 十二夜」、シェイクスピアの作品です。





舞台全体に広がる鏡を使った演出は圧巻、鏡に反射する光も効果的で幻想的です。
う~ん、計算し尽くされていると感心しました。
一人二役、双子の兄妹を演じる菊之助の早替わりも楽しかった、早替わりはワクワクドキドキするので大好きです。

こういう演目ながら、しっかり歌舞伎らしくて、満足しました。あんまり現代っぽすぎるのも、拍子抜けなので。。

あと面白かったのは、役名。
原作でヴァイラが歌舞伎では琵琶姫(びわひめ)
シザーリオが獅子丸(ししまる)
セバスシャンが斯波主膳之助(しばしゅぜんのすけ)
マルヴォーリオが丸尾坊太夫(まるおぼうだゆう)
フェステは捨助(すてすけ)・・・
それぞれの名前が洒落になっていて、頭をひねって考えられたんだろうな~と想像して笑ってしまいました。

(静)