天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

今日の出来事

2006-06-12 23:58:46 | 日々
今日の出来事報告。

朝は天真寺のパソコン管理人コスモスさんが来て下さり、点検の日。
天真寺の事務仕事はパソコン任せである。

便利だなぁと思う一方最近ちょっと怖いなぁとも思う。
昔は、一文字一文字書くことで覚えていたことも、
カチャカチャパソコンで打ち込んむだけでは、頭の中に入ってこないような気がする。
昔は頭で覚えていたことを、
今はパソコンが覚えているのである。

すっかりパソコンに頼り切っている頭は
いつ使われるのか・・・

11時の約束で
法名をつけさせていただいたH家の方がご来寺。
ご一緒にお参りさせていただいた。
ありがたいご縁である。

午後には
H仏具さんにお願いがあってお届けもの。

続いては
用事があり、松戸のM銀行さんにお伺いした。
そしたら、対応下さった銀行員の方が同じ宗派とお聞きした。
それだけで、安心するというか、ホッとするから不思議なもの。

これをご縁というのでしょう。

しかし考えてみると、
あれもこれもすべてご縁。
気づかずとも、知らずとも、見えずとも、
私たちは大きなはたらきのなかで
お互いに縁を持ちつつ生きているのです。

宗祖親鸞聖人は、
「一切の生きとし生けるものは、
みな何度となく生まれ変わる間の父母・兄弟である。」
とおっしゃられた。

このお言葉を思い出すたび、
私・あなた
私のもの・あなたのもの
すべてを区別し執着している自分の姿が見えてくる。

仏法を聞きこの世界を見れば、
すべてがつながりあることが知らされるのである。

(静)

まつどジャーナル

2006-06-12 08:47:03 | 天真寺


地元常盤平のおいしいご飯やさん「アマポーラ」で、
「まつどジャーナル」のHさんと打ち合わせがあった。

まつどジャーナルとは、松戸の情報満載の地元新聞である。
http://www.matsudo-journal.com/headline/

お寺でのボランティア活動
名付けてボランテラ!

今回は7月10日に開催される
ボランテラの初試み
「布チョッキン」の説明をさせていただいた。
Hさんは話題が豊富で、一緒にいて楽しい気分にしてくださる人である。

こんなお話があった。
以前、貧しい国に石けんを送ろうというプロジェクトがあったという。
たくさんの人に声を掛けて、数え切れないほどの石けんが集まった。
そんなある日息子さんに、
「石けんで身体を清潔にするのはいいことだが、現地の人たちの生活習慣にないことをすれば、逆に免疫力がなくなってしまうのでは・・・」
と言われたという。
で、「そういえば、そうだ」ということで、石けんを送るのはやめたという話。

つい私たちの価値観を押しつけてしまう、
ありがた迷惑ということもある。
改めて、
支援することの難しさ、相手の気持ちを思うことの必要性を実感した。

だからこそ、
「布チョッキン」のようなこころのつながりを伝える活動が大切になるのではないか。

Hさんはこうもおっしゃった。
最近は人形を抱きしめている子どもを見なくなった。
(見かけるのはキャラクターぬいぐるみばかり)
昔は、人形を古くなるまで大切にして抱えていた。

人形の姿を通して、人の温かさ・無常の有様を感じていたのではないか。

私たちが、
カンボジアの子供たちに人形やボールを送るという企画「布チョッキン」
ただ単に、遊具を送るというだけにとどまらず、
人間のやさしさ・あたたかさも送ることができるのではないだろうか。

そう思えば、
現代さまざまな思いも及ばない問題が起こっている日本。
人とのつながりの喪失感を感じている日本。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060611-00000213-yom-soci

カンボジア支援を通して、
私たちが気がつかせてもらうこともたくさんある。
やはり何ごともお互い様。

日本の子供たちにも届けたい思いである。

(龍)