一緒に学ぼう、等身大の中国!

manamiの私生活は、食べることと歩くこと。日々の生活を通して、メディアが伝えない、中国の今を覗いてみよう!

天津~重要な歴史の舞台!~

2016-06-10 11:50:59 | 中国各地訪問

 端午節の連休の1日目、manamiは、北京南駅を定刻の7時3分に出発した高鉄に乗車して、約30分離れた天津へ…。2等席の利用で、運賃は54.5元。
 天津駅に到着して最初に向かった先は、日本租界(旧宮島街)があった鞍山道エリア。孫文が一時滞在したこともあり、ラストエンペラー・溥儀(宣統帝)が天津に来て最初の住まいにもした“張園”は、残念ながら改修工場中で開放されていなかったけれど、溥儀が1925年2月~1931年11月の間暮らしていた邸宅・津城“静園”(入場料20元)はゆっくり見て回ることができた。

 元々は、「乾園」と呼ばれる北洋政府駐日公使陸宗與の私宅だった場所で、溥儀は、庭園に囲まれたこの邸宅で、皇后・婉容や側室・文绣と一緒に生活をしながら、清王朝の復活(復辟)を楽しみにしていたとのこと…。それにしても大変だ!溥儀は、結局、満州国も含めて3度も皇帝に即位しているし、ソ連軍の捕虜になったり、中国に戻ってからは植物園で働いたりと、本当に歴史に翻弄された人生を歩んだのだね~。

 そこから再び地下鉄を利用して、今度は、水上公園の北側にある“周恩来頴超紀念館”を訪問。こちらは共産党関連施設ということで、入場料は無料だったのだけれど、敷地内にあった周恩来専用飛行機の参観をするのには10元が必要だった。この飛行機・イリューシュン14-678は、1957年にソ連から送られたもので、北京の宋慶齢紀念館で展示されていた自動車もソ連製だったことを思うと、この時代は、やっぱり中国とソ連の関係が密接だったことが改めて分かった。

 これで、午前中の活動は終わって、少し早目だけれどランチへ…。



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