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ウツキハツヒ🌺夏来る!(和暦四月朔日・西暦2020.4.23)

2020-04-22 13:08:54 | こよみ
夏は来ぬ!
ウツキハツヒより季節は夏に入りました!
メ(ウヲ・太陽)の守りです。

『ウツキハツヒ(立夏の新月・旧暦四月一日・西暦二〇二〇年四月二十三日)より、
 サツキナカ(夏至の満月・旧暦五月十五日・西暦二〇二〇年七月五日)。』





立夏は例年西暦五月五日頃ですが、今年は夏のはじまりがいつもより早いです。
旧暦四月(ウツキ)がダブル(閏四月)です。
太陰太陽暦は、基準となる冬至が冬の真ん中シモツキにくるように、
同じく、基準となる夏至が夏の真ん中サツキにくるように、
日と月の巡りの調整を図るウリフツキ(閏月)が設けられ、
約三年に一回、十九年に七回、十三月の一年となります。

世界的にいろいろと制約のある自粛生活が続く中で、
本来の自分を思い出し、今後の人生の転換点となるような、
いつもより長い一年十三ヵ月のスパンで、じっくり自分と向き合う時間を
与えられているのかもしれませんね。
それぞれの創意工夫が実り、より良い明日、より良い未来へとなりますように。





「メ」カミカタチ(文字形)
みなそこにふす めのなさけ ミカサフミナメコトのアヤ
ヲカミ極まるウヲ(太陽)の陽光に、メガミの及ぼしは、
最後の一本までもが水面の底に潜り、
サミタレ(五月雨)のミツ(液体・エ母韻)の音に響きます。

 
ウツキハツヒ(立夏の新月)からサツキナカ(夏至の満月) 
ナメコト(祭り・行事)
サビラキマツリ:ウツキモチ・旧暦四月十五日満月(2020.5.7)
アオイマツリ:ウツキミソカ・旧暦四月三十日(2020.5.22)
ヰワタマツリ:サツキヰカ・旧暦五月五日(2020.6.25)


【ウツキ:旧暦四月】
天の川がツネ(西北)より注ぐ季節の守り、メのカミは、ミツノカミ。
ウツキになると、日毎に昼が長くなり、ウヲ(最大温・太陽)を招きます。
ヲカミ(陽・昼)の及ぼしに、メカミ(陰・夜)の働きは水面下に潜り伏します。
早苗は青さを増し、夏を告げます。
万木生い茂る、夏の到来、「ミハワタヌキテ」、衣替えの時節です。

📌ナツをヲシテ文字で感じてみよう!
(ナ):成る・生成・自然な変化、展開。
(ツ):集める・尽くすなど。






めはつねにすむ
みづのかみ うづきはうめの
をおまねく さなゑあおみて
なつおつぐ なかわたぬきて
 トシウチニナスコトのアヤ



ウツキの「ウ」は、大いなる、今まさに、初、動く、生まれる~など、
*「動き」様々な変化・動く・生れる・移動を強調。
*「熱」の発生・伝達。熱のあるところには必ず「動き」がある。
*「原動力」大地から立ち昇るエネルギー、いままさに(現在)。
*「大いなる」大きいモノ・果てしないモノ・激しいモノ
立夏からぐんぐんと日が伸び、盛夏へと向かうエネルギッシュなイメージです。

漢字では「卯月」と表わし、卯の花の咲く季節のイメージが強いですね。
卯の花はウヅキ(空木)の花の事、茎が空洞になっていることからの名です。
卯の花と聞くと、「夏は来ぬ」を口ずさみたくなりますね♪
歌詞を調べてみたら、作詞の佐佐木信綱さんは、和歌の創作・研究に功績を残した歌人で、
古典文学の研究や復刻にも尽力された方だそうです。
まさに「メの季節」を現代に歌った、美しいヤマトコトハの和歌の調べです。
※出典:世界の民謡・童謡
http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/natsuhakinu.htm

「夏は来ぬ」
卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

さみだれの そそぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ

橘(タチバナ)の 薫る軒端(のきば)の
窓近く 蛍飛びかい
おこたり諌(いさ)むる 夏は来ぬ

楝(おうち)ちる 川べの宿の
門(かど)遠く 水鶏(クイナ)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ

五月(さつき)やみ 蛍飛びかい
水鶏(クイナ)鳴き 卯の花咲きて
早苗(さなえ)植えわたす 夏は来ぬ

※ヲシテ文字に表して言葉をイメージで感じてみてください。
きっとワクワクな発見がありますよ♡
身のまわりの夏の風情を探してみるのも楽しいですね。

   



参考文献・参考資料
◎『ホツマ辞典』池田満著・展望社
◎ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所「ヲシテ文献・大意」
http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
◎『記紀原書ヲシテ』上・下巻 池田満著・展望社
◎『縄文カレンダー』冨山喜子編
※ヲシテフォントの商標権、意匠権は、日本ヲシテ研究所にあります。
編集:冨山喜子


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